＠新宿 スペース・ゼロ(2004/12/1-8 10ステージ)
http://www.spacezero.co.jp/
全指定 前売3800円 当日4000円
作・演出：江本純子
舞台監督：村田明 照明：中川隆一 音響：加藤温 美術：小林奈月
小道具：清水克晋[SEEMS] 衣裳：胡桃沢真理 演出助手：中嶋奈津子
宣伝美術：井原靖章 宣伝写真：杉本育子 宣伝美術協力：恵比寿ZAZOU
宣伝：吉田由紀子 制作：西向美有紀 企画・製作：毛皮族 後援：ニッポン放送
出演：
柿丸美智恵 ：おちん （奉公に出された貧しい少女）
町田マリー ：おまりー（野球少女）
澤田育子[拙者ムニエル]：ヴィクセン、中年女、芸者おまん
江本純子 ：玉子屋（ヴィクセンの情夫）、ブルースの歌手、宇津木監督
金子清文 ：クラタ （芸者置き屋の亭主）
原口洋平 ：ヒデ（置き屋で働く少年）、ジャックJr.（ヴィクセンの不能夫）
和倉義樹 ：クラウディア（クラタ妻）、脱走兵トオル
羽鳥名美子：おつゆ（おちんに優しい）
佐々木幸子：ハジ、芸者おふく
町田カナ[reset-N]：キツネの女主人、芸者ところ
内田慈、延増静美、小黒奈央、河野真子、齋藤由香理、髙田郁恵、武田裕子
平野由紀、古市海見子、松尾ユウコ、水町香菜恵、石本真一朗、小平伸一郎
：コーラス★ライン
2004/12/4(日)晴 7:05-9:34PM(2'29) 最前方より 客席9割(400人)
客層：20歳代女性、男子、中年男性の順で多し。つうかおじさん目立ち。
客入れ：全指定、雛壇17列に椅子席の通常配置。通路結構使うので、後方の人も
お楽しみ。開演定時10分前に江本嬢からアナウンス。１避難誘導あり ２飛んで
くるものは自分で防護。できなかったら反射神経に難。３携帯電話断。隣人に愛。
大きな屁も。カーテンコールは演出内で3回、いつもと違いさらっと終い。
折り込みパンフ。A4 3ページ。スタッフ、配役、予定掲載。3/26レビュー総集編
＠大阪・バナナホール。7/23-31「新・吉原炎上」＠本多劇場、8月に大阪IMPホール
物販。ポスター500円 Tシャツ2500円。
駅前劇場から、一挙に倍キャパ劇場での公演。順風満帆。
舞台。勤続骨組みの中二階、下手にスロープ階段（68万！、高い！と劇中江本嬢
連呼）両袖は木組みの納屋風。
お話。戦時中、慰問がため南洋に送られる日本人芸者達。貧しく幼い少女・おちん
は芸者の中でひときわエキセントリック・オマリーに出会う。野球狂の歌子な彼女
、野球は地球を救うと、なにかと。トチ狂った彼女は置屋で暴虐三昧して、遁走。
なにかと脇役なおちんと、なんだかんだとあって、間男忍従の貴族家で巡り会うの
だったが。猥雑、混沌、ともかくいってみよー、な内容。
あばれはっちゃくレビューが泣ける（嘘）楽しさ（ほんと）。ストーリーはない
けどね。主宰の趣味趣味好き好き全開。百恵ちゃんはじめ、かっこいい歌謡ロック
上半身はだけのニップレス姿で飛び跳ね駆け回る女性陣。調子こきまくりのイケ
イケエロ台詞。馬耳東風、私が女王と１人燦然と輝くトップ女優（マリー、江本、
澤田）。衣装を中心に、美術もグレードアップ。舞台と客席の温度や濃さの違いも
、また一興（いやお客がシャイなだけか）。このキャパで、駅前並みの密度が
今後の課題かしら。
役者。マリー嬢と澤田嬢は、生活に必要がない、華と吹っ切れぶりで圧巻。彼女
たちだけで眼福満腹ねこ。
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