＠新宿 紀伊國屋サザンシアター（2004/5/1-5 5ステージ）
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/hall/hall01.html
全指定 前売5000円 当日5500円 高校生2500円（当日のみ）
＠下北沢 本多劇場 2/20-29 13ステージ
＠ほか 全国41箇所（会員制貸切公演）
作：ポール・オズボーン 訳：小田島恒志 演出：加藤健一
美術：石井強司 照明：五十嵐正夫 音響：松本昭 衣裳：加納豊美
ヘアメイク：憑啓孝 舞台監督：飯塚幸之介 演出協力：久世龍之介
制作：阿部悦子ほか
出演：
倉野章子[文学座]：次女・コーラ
加藤健一 ：セオ(コーラの夫)
岡まゆみ ：四女・アリー（コーラ夫婦と同居中）
一柳みる[劇団昴]：三女・アイダ
有福正志 ：カール(アイダの夫)
清水明彦[文学座]：ホーマー(アイダの息子)
竹下明子 ：マートル(ホーマーの婚約者)
山口果林 ：長女・エスティ
井之上隆志 ：デイビッド(エスティの夫)
2004/5/4(火祝)曇 1:07-3:35PM(58/休15/1'17)中段より 客席9割？(420?人)
客層：中高年(新劇公演より割合多いかも）中心、
後は20才代。女性7割。
客入れ：かつぜつのいい制作からしゃれ混じりの諸注意あり。折り込みパンフなし。
物販。パンフ(A4 30ページ 800円 カトケンサイン入り) 役者インタビュー中心。
次回公演。7/28-8/10エイクボーン「コミック・ポテンシャル」＠本多劇場ほか。
カーテンコール2分3回、手拍子も自然にでて、いい雰囲気でおしまい。
映画「エデンの東」「南太平洋」の脚本家・ポール・オズボーン作品。1939年という
から、第二次世界大戦開戦時に初演。
舞台。古びた、でも壊れとこなどないコテージ二棟。共同の庭を挟んで、ハの字に
置かれ。
お話。1930年代、アメリカ中西部。そろって７０歳前後の四人姉妹、は楽隠居とも
いかず、悲喜こもごも。長女の亭主は堅物、次女は居候の四女と夫の関係を疑い、
三女は３０歳を過ぎても乳離れしてない息子の結婚が気がかり。そんな中、次女が夫
と転居、その先が三女息子と婚約者の家を言い出したことから、騒ぎとなって。
日常から静かに浮かばせる物語。３０年代アメリカにこんな自然体の芝居があった
なんて、驚きねこ。世界恐慌から１０年後、大戦勃発な時代に、時代によらない
「我が家」と「人生」を描いたという。懐の深さを感じるねこ。カトケン演出はくっきり
キャラと親密なアンサンブルを両立、いい案配に仕上げて、隠れ巧者ぶりを発揮。
役者芝居も好感。老いの演技をさらっとユーモラスに、丁寧に交わす会話に人生の
機微を伺わせて、素敵。堅物じじい役・井之上さん。カクスコと真逆な、でも取り組みの
凝り性、まじめさでは共通の演技に微笑みねこ。
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