＠駒場東大前 アゴラ劇場(2004/5/25-30 5ステージ）
http://www.letre.co.jp/agora/index.html
全席ほぼ自由（整理番号付） 前売り当日とも1500円
A男×女 5/24,26-30 6ステージ C女×女 25,28-30 4ステージ
A男×女 5/24,26-30 6ステージ C女×女 25,28-30 4ステージ
作・演出：前田司郎 照明：岩城保 総合プロデューサー：平田オリザ
出演：Ｂバージョン
兵藤公美[青年団]：１
黒田大輔[THE SHAMPOO HAT]：２
（A 前田司郎×能島瑞穂［青年団] C 増田亜紀子×西田麻耶）
2004/5/30（日）曇 5:02-6:23PM(1'21) 正面再前方 客席満員（50人）
客層：20-30才代中心、女性過半数。コアな演劇ファンとお友達かな。
客入れ：整理券発行、開演15-20分前から入場。雛壇に正面ベンチ１、椅子３列。
舞台脇に若干数の椅子。折り込みパンフなし。物販。脚本500円。
舞台。コの字客席に囲まれ、四畳半を示すひもを四隅。真ん中に電灯の紐が天井から
長く垂れ下がり。万年床然とした布団がふたつ。周囲はごみごみ、だめっぽさ漂い。
奥隅から時計回りに、ＴＶ、折り畳みテーブル、台所への開口設定、ラジカセ。合間
は雑誌、お菓子袋で埋もれ。
お話。深夜？。１は２をまだ寝させたくない、のでいろいろ話しかけ。頭痛の２は寝
ていたいので算段（羊を数えるとか）を教えたりするが、１にはわかってもらえ
ない。１はかなり変わり者。２はかなりいいやつ。ぐだぐだごろごろ、夜は過ぎて
いくのか、いないのか。
役者◎、作劇○。ちとサービス過剰。寝させたくない夜の長さ、つう切ない願いの
たけを、即物的な芝居長さ（冗長さ）で体感。海の潜みに似た、二人の孤独と不安を
貝とかファンタジーのあり得ない周囲出来事で際だて。積極的な創り込み（従来比）
がちと鼻をつくねこ。ただ、だらだら加減、無為な生を旨く描いているとは思うんだ
けど。ちと「長くて」「濃すぎ」で、マイナス感あり。
役者。兵藤さん。（見た目じゃなくて）男らしい愛らしさあり。ぶっとんでロマンテ
ィックなとこ、大人子供ないじましさとか。黒田さん。菩薩のように優しい。兎にも
角にも、話を聞いてあげる姿に感動させられ。
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