＠王子 王子小劇場(2004/12/29-1/3 6ステージ)
http://www.en-geki.com/
全自由 前売2500円 当日2800円 高校生以下1000円（当日券のみ・要学生証）
遠方割引（要証明）受付で提示で500円バック 1/1のみ1000円(予約のみ)
＠大阪 in→dependent theatre 2nd 1/23-25 5ステージ
作・演出：青木秀樹
音響効果：笠木健司 照明：Ingrid Smith 舞台監督：塚本修
美術：ステファ二−[劇光族] 衣裳：江角よしみ、赤穂美咲、広川文
美粧：福島葉栗[ナノプローグ] 宣伝美術：森満夫
制作：床田光世、森下売、野崎恵
主催：王子小劇場
王子小劇場招聘公演 佐藤佐吉演劇祭、2nd StartDash Selection 参加公演
出演：
奥田ワレタ：死にたい女
信国輝彦 ：困った男
ピエール大沢：あきらめの男
齊藤桂子[dd69]：元気な女
山本景子 ：派手な女
板倉チヒロ：やって来た男
金沢涼恵 ：不思議な女
森下亮 ：ボウリングの男
重実百合 ：痛々しい女
2004/12/29(木)曇 7:05-8:37PM(1'32) 最前列より 客席満員(70人)
客層：20-30歳代中心、男性過半数、眼鏡率高め。
客入れ：雛壇にパイプ椅子5列。通路は両端のみでちと不便。客入れ時から、
ギターシンセ？ほか伴奏(Yasuski氏)でジャズヴォーカル(失念) ライブ。演奏に
かまわず、大きな声でお客を誘導し、奏者苦笑い。上手端は装置？が観がたいとの
ことで下手へ誘導。折り込みパンフ。A4 3ページ オールカラー。挨拶、役者
写真付き配役、予定。次回公演 新作「ボーグを脱げ！(仮)」8月東京MONO、9月大阪
HEP HALL。物販いろいろ。
年末年始公演、当初予定になかった大阪公演も年明けにあり。
舞台。ぐるり緋色のベルベットカーテン。下手ボーリングピン、上手蛍光灯が縦に
吊られ。カーテンをあけると、椅子、オブジェとか。
お話。自殺ＨＰのオフ会つうか同好決行会。死ぬ気で仲間探しの女性1人と段取りが
悪いほかのメンバー。そして、約束の時間に現れない１人。全員に自殺以外の企み
があり、さらに不審者も現れて混乱。とりあえず、カラオケ？それともボーリング
？と誘われて、死ぬ気の女性はますますイライラ姫。
安い生き死に沙汰を、安い芝居で描いて、毒々な魅力。説明なしの唐突な展開、
自由にしてるキ○ガイキャラ、不条理ギャグめいた台詞、ミスマッチなムーディ演出。
シリアス顔な物語を周辺からドライアップ、黒い笑いでパンキッシュに彩り。とり
わけ殺伐シーンでの逆説定番な甘やかな音楽の使い方は、キテル役者芝居と併せて○。
自殺、他殺、それらを幇助あるいは阻止しようとする者が登場。いずれも邪な本意、
または本意のなき衝動や格好つけ等、逝ってよしな安い動機あり。まさに不逞の輩。
死ぬ気はあるけど、やる気に乏しい主人公な女性もしかり。死にたいけど、自分じゃ
やりきれない、あげくに周囲が邪魔するからと、世界の中心で自分勝手を叫び。
深刻めかして、実は空虚な世論と人間を、風刺してるよで痛快ねこ。
な、魅力はあるも散財散発、やりっぱなし。肝が見えにくい展開が甘く感じられて
うーんねこ。
役者。演出に応えて、歪みまくり、暴れまくり。森下亮。コロンバイン高校の殺人
みそぎは発端のボウリングゲームで、の固執ぶりが得体知られず○。板倉チヒロ。
当意即妙。奥田ワレタ。ネガティブなんだかポジティブなんだかな、定着しちゃった
面倒くさい人キャラを真摯好演。
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