＠下北沢 本多劇場(2005/9/27-10/12 15ステージ）
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 前売5000円 当日5500円 高校生割引2500円
＠京都府立府民ホール・アルティ 10/14-15 2ステージ
＠名古屋・アートピアホール 10/16-20 4ステージ
＠多治見市文化会館・小ホール 10/22-23 2ステージ
＠杜のホールはしもと 10/27 1ステージ
＠所沢ミューズ・マーキーホール 11/3 1ステージ
＠仙台市民会館・小ホール 11/4 1ステージ
作：バリー・コリンズ 訳：青井陽治 演出：星充 照明：黒尾芳昭
音響操作：音スタ 舞台監督：片山晃也 制作：加藤健一事務所
出演：加藤健一
2005/10/12(水)晴 1:05-3:31PM（2'24) 前方下手より 客席ほぼ満員（380人）
客層：中年層中心、女性7割。
客入れ：当日券未確認、補助椅子はなし。折り込みチラシ、劇団関係2枚のみ。
折り込みパンフなし。物販。パンフ(A4 20ページ 800円）ひとり芝居と私として
渡辺美佐子、柄本明、戸田恵子、毬谷友子、春風ひとみ、西川浩幸、川口敦子、
篠井英介の談話等掲載。次回公演。3/2-15＠本多劇場 中島淳彦作「エキスポ」。
カーテンコール１回１分。
1980初演から11回目239ステージ、加藤健一のライフワーク。
舞台。調度は証言台のみ。背後に黒いカーテン。
お話。第二次世界大戦。ドイツ軍の捕虜として修道院の地下死に閉じこめられた
ロシア人将校７人。素っ裸の密室に放置されて２ヶ月半。奪回なった地に戻ってきた
味方に救助されるが、生存２名。正常と診断された１人の証言。それは理性の元の
選択、人肉食による存命の一部始終だった。
心技一体、目が離せない演技。主人公の感情の高ぶりと抑制、憤りと諦めをコント
ロールしつつ、強く表現。仲間への愛情と心の揺れも、丁寧大事に含ませ。衝撃的な
内容も、底に人間愛が満ちていて、心潤わせる。遙か昔に見たときより、しみじみ
地味に感じ入るねこ。２時間半完走後、顔の肉がそげたようにみえる加藤さん。
もう壮絶、まさに入魂。演出は添えず足さず、ラストで十字の明かりを投影する
のみ。人は人を裁けぬ、では神の審判やいかに、ということかしらん。断じない
終わり方で○。
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