＠新宿 西新宿原っぱ・グリーンタワービル裏空き地(2005/10/8,9,15,16 4ステージ）
全自由 前売3500円 当日3600円
＠東池袋 雑司ヶ谷鬼子母神 10/22,23,29,30 4ステージ
作・演出：唐十郎
宣伝美術：合田佐和子 作曲：大貫誉 舞台美術：劇団唐組
制作：劇団唐組制作部
出演：
稲荷卓央 ：荒川（アリハハン夜間学校・元生徒。夢の中で蜜蜂タアヤを背負う）
藤井由紀 ：谷・タアヤ（引っ越し蜜屋。荒川にタアヤと呼ばれる）
久保井研 ：田口・タグンテ（アリア校の元教諭。ゲーム作家）
辻孝彦 ：茶界（弁天堂のサラリーマン）
丸山厚人 ：あー坊・少女アセトアルデヒド（ソフトの物語を盗もうとする伊達男）
唐十郎 ：カンダ（アリア校の元用務員さん。丘先生を思う）
鳥山昌克 ：ドクターコシマ（精神科医）
赤松由美 ：玉世（弁天堂のクイーン。徳川専務夫人）
真名子美佳：オッコ・丘（ドサグレ高からきた遊び人）
高木宏 ：ロマリア（元タグンテのパーティ員）
岡田悟一 ：チャン（ドグサレ夜間校の武闘家）
気田睦 ：ユタ（タグンテ達のスポンサー）
野村千絵 ：キンカン子(恋する床屋の奥さん）
多田亜由美：電子（クリーニング屋店員）・庵テナコ
2005/10/15(土)雨 7:01-9:52PM(43/休14/41/休13/57)最前方 客席満員(300人)
客層：老若男女、幅広く。男女半々。
客入れ：1時よりプレイガイドチケの整理券と当日券販売。20人ほど列。いつも
どおり劇団、プレイガイド毎にきちんと誘導して整列、30人ずつ同時入場。雨天の
野外も混乱なし。最前列から埋まり、途中軽く前詰めあり。上演中、時折強雨が
テントを叩き、独特風情。ラストのテント開け。上手端壁を舞台に残すため、
上手席だと外が見難いかも。折り込みパンフなし。カーテンコール1回3分。
偶然なのか、都下では唐十郎作品上演が盛ん。そんな中、本家は「電子城II」(1991)
をリメイク上演。どこがどうしたのか、初演をみたねこも？。
舞台。中央平台に小さくアパート部屋？、ファンシーケースの傍らにはでかいブーツ
と松葉杖での旅支度。周囲のベニヤと段ボールの無造作な壁を取り去ると、別部屋へ
転換。
お話。夢の中でハチの娘を負って飛ぶ男。ハチの王国を夢見たあまり、ゲーム作家に
物語を持ち込み、作品とするよう託す。しかし、そのプロットは先んじてゲームメー
カーに送られていたのだ。盗作の真相を探ろうと、ゲーム作家は探索を始める。
物語に脳ぐるぐる、キャラ芝居に胸わくわく。夢、ゲームと現実が同じ地平にあって
交錯、まさしく奇想天外、というかけっこう面倒。面倒はそれはそれとして、前の
めりの勢いと油がのったキャラ芝居を楽しむねこ。１人、自由にしてて素敵な
唐十郎。お楽しみの登場シーンはなんも演出がなくて肩すかし、も歌いながら客席
から登場とか、サービス○。上り調子の丸山厚人。一皮剥けたコメディリリーフぶり
に目が点、次回かなり楽しみ。
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