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 毛皮族「脳みそぐちゃぐちゃ人間」

 @下北沢 本多劇場(2006/7/21-30 13ステージ)
 http://www.honda-geki.com/honda.html 
 全指定 ・ベアブリック付チケット 前売5000円(ベアブリックタイプはランダム)
 ・ベアブリックペアチケット 前売10000円(ベアブリックは2バージョンセットで)
 ・ベアブリックなしチケット 前売4500円 当日5000円
 ・毛皮族スペシャルチケット ゴールデンサークル(GS) 10000円(最前列、
  2列目中央席 ベアブリック2バージョンセットとGS限定ギフトのお土産付き)

 作・演出:江本純子
 美術:松井るみ 照明:中川隆一 音響:加藤温 衣裳:胡桃澤真理
 小道具:清水克晋[SEEMS] 演出助手:松倉良子 舞台監督:森下紀彦
 音楽:トミシロ、鳥羽ジャングル 映像:奥秀太郎 
 チラシイラスト:今井トゥーンズ 宣伝写真:杉本青子
 宣伝美術:two minute warning 製作:照井恭平、井部亮子、金銀河
 制作:後藤阿梨紗 企画・製作:毛皮族

 出演: プロローグ 第一部               第二部   エピローグ
江本純子 :エロ和尚 ー                エロベルト・エモンシュタイン
町田マリー:一休   アッコちゃん                 勇敢な兵士
柿丸美智恵:三休   母親                     気の細やかな兵士
和倉義樹 :四休   父親/ニック            白人男性  大雑把な兵士
羽鳥名美子:ニ休   高校同級/コートジボアール人    スーザン  面倒くさがりの兵士
高野ゆらこ:五休   中学同級/少女A/ルンペン/アッコ妹 デスノート 運の悪い兵士
武田裕子 :八休   中学同級/ルンペン
延増静美 :六休   高校同級/ルンペン
平野由紀 :七休   高校同級/ルンペン
高田郁恵 :九休   小学同級/ルンペン/アッコJr.    名古屋の少女
水町香菜恵:十休   小学同級/ルンペン

澤田育子*1:ゲリラ休 刑務官/かつこ/ヤバイコ      ヴィクトリア 狂った兵士
金子清文 :ED和尚 カフェの店長/警官         全裸の神様  傷痍軍人
横町慶子*2:へび天女 ー                植物人間   野生の豹

 プロローグ エロ和尚とED和尚 第一部 脳なし人間アッコちゃん
 第二部 エモンシュタイン博士の片思い  エピローグ 戦争
 *1[拙者ムニエル] *2特別出演[ロマンチカ]
 2006/7/22(土)曇 3:06-5:01PM(1'51) 1F前方下手 客席ほぼ満員(340?人)
 客層:20-30歳代中心。男性6,7割、中年層結構。単独客多め。
 客入れ:当日券あり、補助椅子なし(通路をつかう演出のため)。前方と後方にぽつ
 ぽつ空席、最高額席(最前列と通路前中央)は満員。開演前のイベントはなし。
 折り込みチラシ厚め。折り込みパンフA5 3ページ。配役詳細、スタッフ、
 予定掲載。次回公演。来年4月 演劇ぶっく20周年記念公演「天国と地獄」
 @シアターアプル 10/12-21 本公演@本多劇場 今秋「毛皮展」開催。
 物販。神蔵美子著 写真集「毛」A4横 1500円 サントラCD 1500円 ポスター
 500円 物販3000円以上または新作DVD購入で、特典CD 男装スペシャルをプレ。
 カーテンコール すっと収まるも歌付きのお約束で2回4分。
 
 急遽中止となった公演を挟み、1年ぶり本公演。至近の高額席、BE@RBRICK毛皮族
 モデル付き席など、制作趣向も派手で話題。

 舞台。舞台半分を占める巨大なミラーボールな半球。ピースはハート模様。両脇に
 キャットウォーク、透明ビニールホースが色とりどりに絡まり。開演まもなく、
 半球脇に円盤、もしか熊の顔を模した?。

 お話。伊達な博士は恋の相対性理論と恋歌を発表。捧げられる相手は美しい肢体を
 持ちながら、脳みそは死んでいる植物人間の女性。届かない想いを綴る歌曲は宇宙的
 ヒット、博士の叶わない恋とは裏腹に。これと。人並みの思考力を生まれつき持たず
 人生を転落、別たれた子供へ愛を唱える女性の物語を併走。さらに2つの物語の前後
 に、道成寺モチーフのお話と、アマゾネス?と戦士のお話を置き。いずれも遂げられ
 ぬ情欲、恋情で貫いたオムニバスとなり。

 腰を落ち着け、ていいものか?と戸惑いねこ。従来・エログロ+ナンセンスの小芝居
 /レビューと、新機軸・切ないほどに狂おしい愛情物語 のコンビ。わい雑な台詞を
 吐きまくり、狂乱にいたるプロローグはらしい過剰さが魅力。

 ついで、2つの物語は結構泣かせる台詞ちりばめな語り口に感心。ナンセンス前面で
 見えなかった魅力発見の感あり。なるも、その落ち着き加減が挿入されるレビューを
 沈静化(従来比 十分派手だけど)、違和感さえ感じさせ。個々は面白くみられるの
 だけれどなあ、と戸惑いの内に夕暮れるねこ。

 役者。江本純子。かぶりを許さない押し出しは、いつもどおり。町田マリー。演技派
 な面をみせ。羽鳥名美子。行ってしまいそうな、やばい気配○。澤田育子。姐御豪快
 横町慶子。伝え聞くところでは「ロマンチカは参加も協力も賛同もせず」、女優仕事
 としての特別出演とか。文字通り、特出な扱いで独特の魅力と存在感をみせ。
 おまかせモードで、江本さんの演出が入っていないのが物足りないねこ。


BE@RBRICK毛皮族モデルのワンタイプ

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