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 毛皮族 7周年記念公演「おこめ」

 @下北沢 本多劇場(2007/10/13-21 10ステージ)
 http://www.honda-geki.com/honda.html
 全指定 前売4000円 当日4500円

 作・演出:江本純子 舞台監督:村岡晋 照明:中川隆一 音響:加藤温
 美術:伊藤雅子 装置:C-com舞台装置 衣裳:胡桃澤真理 小道具:清水克晋
 音楽:小林健樹 演出助手:松倉良子 制作:高田雅士 照井恭平(毛皮族)
 企画・製作:毛皮族

 出演:「おこめ」本編/「おこめ外伝」007編
 金子清文 :コダイラ義三(父)/プロフェルド柿沼(スペクター)
 澤田育子 :朝子(母)    /マニーペニー・マリコ(M16) [拙者ムニエル]
 米村亮太朗:義男(兄)   /ミスターコダイラ(スペクター)  [ポツドール]
 町田マリー:久美子(妹) /マツダちあき(ドジでのろまな亀)
 柿丸美智恵:タマ子(祖母)、中国人母、キミエ(久美子の伯母)
              /ヒヤマ教官(スペクター)
 羽鳥名美子:ミサ(長女)、和江(女子挺身隊員)
              /木村さやか(おこめ訓練所の訓練生)
 武田裕子 :ヒロミ(次女)、犯される中国娘、バンビ(捜査官の助手)
              /土佐志津子(おこめ訓練所の訓練生)
 高田郁恵 :トメコ(三女)、妊婦の中国娘、愛子(久美子の従姉妹)
              /中条ともこ(おこめ訓練所の訓練生)
 江本純子 :捜査官     /ジェーズムボンド(教官)
 高野ゆらこ:お浜(横須賀の娼婦)、小川さん(ご近所)
               /石井信子(おこめ訓練所の訓練生)
 延増静美:タエ(横須賀の娼婦)、ミツコ(義男の恋人)、酒井さん(ご近所)
                /越智かつみ(おこめ訓練所の訓練生)
 平野由紀:テルコ(ミツコの妹) /池田かねこ(おこめ訓練所の訓練生)
 2007/10/21(日)晴 7:05−9:41PM(75/休12/68)後方下手 客席ほぼ満員(360人)
  客層:20歳代中心、あと中年男性。男性過半数?。  客入れ:補助椅子なし、
 空席ぽつぽつあり。開演前の趣向、奇抜なアナウンスは  なし。折り込みチラシそれなり。
 折り込みパンフ B5 3ページ。長めの挨拶、  丁寧な配役、スタッフ。次回公演。
 短期集中公演 2/14−17@駅前劇場 本公演  来年11月。カーテンコール1回
 以前のようなエンドレス趣向などなく、素っ気なく。

 気づいてみれば幾星霜、記念公演はライブハウス空間から久々の中規模劇場にて。
 
 舞台。白い段々畑。下手に座卓とか母屋設定。上手に向かいスロープ、沿って段々
 3ステージ。
 お話。2部構成。連続殺人犯・小平義雄をモチーフにした犯罪劇と、小平の田舎・
 秋田の米作研修所での007な「スチュワーデス物語」パロディショー。

 ポロリとダンス抜き、毛皮流ストレートプレイで空騒ぎ。前のめりに猪突猛進、
 浮ついたムードの中、しゃれにならない陵辱シーンが連綿。合間に江本純子がMC
 しながら煙に巻き。相変わらずの散らかし放題ぶりも、グルーブが下げ調子で△。
 派手やかさ、またはカタルシスがほしかったねこ。後半は開き直ってのやんちゃぶり
 澤田育子の派手キャラが冴え。007のうんちくがくどくて、これもらしいところで
 苦笑ねこ。全体、確信犯的中途半端さが過ぎて、当たり前にもの足りず。潔く過剰に
 徹して(以前に戻って)みては如何かしらん。

 役者。個性派ぞろい、若手も個々にアピールするものあり。町田マリーがなんでも
 やってみせますな女優魂をもって好演。

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