＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2006/10/27-11/5 14ステージ)11/5s追加
http://www.komaba-agora.com/
全自由 予約・当日共 1500円
作・演出：前田司郎
照明：前田司郎 制作：榎戸源胤、塩田友克、尾原綾
主催:五反田団 提携:（有）アゴラ企画／こまばアゴラ劇場
アフタートーク 30,31
出演：
前田司郎 ：僕
望月志津子：女
後藤飛鳥 ：記者
宮部純子 ：運転手
中川幸子 ：劇団員
小河原康ニ[青年団] ：父
安倍健太郎[青年団] ：兄
立蔵葉子[青年団] ：妹
西田麻耶 ：ウェイトレス
坊薗初菜[[カムカムミニキーナ] ：ボウゾノ
2006/11/3(金)晴 3:39-5:14PM(1'35) 入口側前方 客席満員(85?人)
客層：20-30歳代中心に幅広く、中高年も。男女半々。
客入れ：開演定時20分前、整理番号順入場。客席2方向、入口側ベンチ4椅子1列の
55席、左手ベンチ1椅子2列の20席。今回は2F席も開放。座りならぬ寝る芝居がある
ので、左手側席、入口側なら前方か左手が見やすし。いつものように荷物預かり、
場内誘導随時あり。折り込みチラシ 極厚2cm すでに雑誌。ゴム止めよかビニール
袋にいれてほしいところ。不要チラシ対応やアナウンスもいるのでは？。
折り込みパンフ B5 4ページ。いつもの手書き、いつもより前田さんの字が読み
にくい。次回公演。3月「いやむしろわすれて草」再演。正月「工場見学会」。
また京都で「ノーバディー」再演。 物販。上演台本500円。 カーテンコール1回。
小説が三島由紀夫賞にノミネートされたり、幅広く活躍する前田司郎、半年ぶりの
新作。
舞台。でけえ布団が一面。毛布が上掛けされ。周囲にスエット、ジーンズとか脱ぎ
ちらし。奧にちゃぶ台。脇に車の小さめハンドル。上に電灯２箇所吊され。
お話。そこそこ名が知られてきた劇団主宰・戯曲家の僕。かまってほしい彼女の
文句を尻目にインタビュー受け、ちょっと嫌な目にあったりとか。そんなある日、
岸田國士戯曲賞を２つももらう快挙、素直うれしい僕。記者会見で一つを恵まれ
ない国の人にあげます発言しちゃったことから、貧しい国へいくこととなり。
家で困ったことになっている彼女を置き去りに、出立。不可思議でへっぽこな
ロードムービーに人に出会ったり、別れたり。それも自分が書いた世界なんだけど
どうも消化不良。
見たまんまの面白さ、滲む悲しさ。作家がみている不可思議世界が(たぶん）まんま。
夢と現をシームレスに行き交い。とりとめなく、したい放題してて、素直に楽しい
ねこ。強欲に飲み込む、でも吐き出さない、生み出せない「蛇」イメージ多出。
作家の苦しみが透けてみえるけど、シニカルも笑いに転化して嫌みならず。登場人物
はおよそヘビーな状況もぽわーんと脱力気味、生っぽくなく浮世離れしてるし。
そんな中、恋人との対話は生っぽくてほよ〜、な最近傾向。作家の今にいらぬ勘ぐり
巡らしつ、興味深くみるねこ。
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