＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター(2007/8/3-9/30 68ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
全指定 Ｓ席8400円 Ａ席6300円
作：井上ひさし 演出：栗山民也 音楽：宇野誠一郎 美術：石井強司
照明：服部基 音響：秦大介 衣裳：前田文子 振付：井手茂太
歌唱指導：伊藤和美 演出助手：豊田めぐみ 舞台監督：三上司
ポスター写真撮影：篠山紀信 宣伝美術：平田好
プロデューサー：北村明子（シス・カンパニー）、井上都（こまつ座）
制作：高林真一、谷口泰寛（こまつ座）、荻原朱貴子・李銀京（シス・カンパニー）
提携：世田谷パブリックシアター 企画・製作：こまつ座＆シス・カンパニー
出演：
大竹しのぶ：オリガ・クニッペル ほか
松たか子 ：マリヤ・チェーホフ ほか
段田安則 ：壮年チェーホフ ほか
生瀬勝久 ：青年チェーホフ ほか
井上芳雄 ：少年チェーホフ ほか
木場勝己 ：晩年チェーホフ ほか
ピアノ演奏：後藤浩明
2007/8/14(火)猛暑 1:34-4:30PM(1'18/休17/1'20)1F後方上手 客席超満員(740？人)
客層：大人客席。20歳代と中高年女性7，8割。お友達連れ多め。
客入れ：当日券。補助椅子40ほど、壁際立ち見20人強。折り込みチラシそれなり。
折り込みパンフ 配役、スタッフの最小限。物販。パンフ B5 36ページ 1000円。
読み物充実。ポスター700？と500円。 カーテンコール1分2回。
2日前に台本完成、無事初日を迎えた井上ひさし新作舞台。間に合わせた北村女史
（元映画女優）の辣腕ぶりはさすがなり。
舞台。ドーム型の円形壁に囲まれたホール。大小のリズムをつけた開口が周上。
ソファと机、長机らを持ち込み式。
お話。貧しく生まれ、医師となり家族を養い、やがて作家として成功したチェーホフ
の人生。しかしボードビルこそ作品の原点との言い立て、退屈なものに変えてしまっ
たリアリズム演劇のスタニフラフスキー演出への怒りは理解されることはなく…。
チャイコ「ロマンス」ヴォーカリーズなど、歌と踊りを入れた軽演劇仕立てでつづる
、チェーホフの愛と孤独、またはひさしの演劇観を巡る物語。
巧くて美味い役者が縦横無尽、主役に脇役にと饗宴の楽しさ。主役のチェーホフを
年代毎に配役換え、妻と妹を女優固定以外は、アンサンブルシーン中心に活性。
美味しいショコラか滋養あるスープかと、ごちそうさまねこ。ボードビル好きという
知られざる、意外なチェーホフ像にほよよ。ひさしの作家人生が重なるようで興味
深くみるねこ。
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