＠大崎 アトリエヘリコプター(2008/2/11-14 5ステージ)
予約当日とも1500円
作・演出：前田司郎[五反田団]
作・出演：いわきからきた女子高生達 舞台監督：谷代克明
照明：いしいみちこ(担当教諭） 企画・制作：五反田団
協力：福島県立いわき総合高等学校 http://www.iwakisogo-h.fks.ed.jp/
参考 いわき市域図
出演：
大島由美 ：ゆーみん (エコ好き)
星川鮎美 ：ほっしー（メル友の安否を気遣う）
八巻ひかり：ひかり （ほっしーのことを気遣う）
根本由佳 ：ピンキー（一言多め）
渡辺美寿 ：ミスズ （応援稽古の本分わきまえ）
神白仁美 ：カジロ （片思い中）
佐藤千里 ：ちー （結構クール）
永山睦美 ：ジャス（朗らかになりがち）
【福島県立いわき総合高等学校 芸術・表現系列（演劇）第５期生】
2008/12/12(金)晴 7:05-8:22PM(1'17)最前列より 客席8割(70人)
客層：20-30才代中心、かな。男女半々。
客入れ：小振り椅子1列以降、ひな壇に7列。後方に空席ぽつぽつ。誘導積極的にあり
折り込みチラシ少々。パンフ B5 4ページ。公演の経緯、挨拶、出演者直筆コー
ナー、配役、スタッフ。書き込みがらしい楽しさ。 物販。本公演の脚本なし。
五反田団のものは発売。 カーテンコール1回。
普通科高校・演劇選択コース卒業公演を上京上演。劇場をもつ五反田団ならではの
太っ腹、学校においては寛容企画。
舞台。上手中央に長机と箱型の椅子６。後方に黒いマットと大きめＴＶ。下手壁際に
フェンス。
お話。野球部応援どうすると生徒達があーだこーだ。踊って歌うのに、Perfumeに
選手名入れ込みとか。そこで片思い発覚、それに端を発して、片思い逆ギレ。死んで
やる〜と一騒動どころか、超現象な奇蹟勃発。着地して直球に恋愛修羅場。巻き込ま
れてまごまごするかと思いきや、お菓子を食べてたり(しかも全員分足りずにちょっと
脱力）で呑気な周囲。
ともかく他の恋愛沙汰より、自分の今が大変。伝説の怪獣が実際に現れた町に住む
「7歳の鍵っ子メル友」が気がかり故、同級生の無免許運転に乗っかる無鉄砲ぶりを
見せたり。怪獣はもしや自分のダークな気持ち故召喚されたのではと危ぶみ、鎮めに
神社へチャリで走ったり。騒ぎのせいで中途半端な応援練習がどうにも心配で、
趣味も兼ねカラオケボックスに場を移したり。そんな事あんな事を、言い合ったり、
過ごしたり、助け合ったりの学校の午後をマイペースに描いていく。
みずみずしい８つの個性を面白くみるねこ。そんな人がそんな風にいるな、極自然体
の演技演出で個性を活かし。気持ちをいい感じにのせる、音楽性あるいわき弁が
また○。学校授業なのに紋きりにしない、させずに生んだ素敵な成果に拍手と花束を
贈りたいねこ。
多様で面白い群像劇とし。はじめゆるゆる、中ぱっぱ、やがて現実が立ちはだかる
展開。目に見えている範囲＝世界にそれぞれなりに真摯に向き合う、今とこれから
きゃない、女子高生（パンフのＪＫって最初意味わからずねこ）達が潔く逞しい。
役者。大島さん。超スローなポリリズム、なにかとエコな純真さ、素直さに微笑。
永山さんのぱきっとした演技とブライテストな笑顔○。神白さん。へんな動きに
目がとまり、奇跡体験役もさもありと頷くねこ。
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