＠天王洲アイル 天王洲 銀河劇場(2009/5/6-24 22ステージ)
http://www.gingeki.jp/index.html
全席指定 S席7350円 A席6300円 学生席4200円
＠山形 シベールアリーナ 5/29-30 2ステージ
＠大阪 梅田芸術芸場シアター・ドラマシティ 6/6-7 2ステージ
脚本：井上ひさし 演出：栗山民也 音楽：宇野誠一郎 美術：石井強司
照明：服部基 音響：泰大介 振付：謝珠栄 衣裳：中村洋一
歌唱指導：伊藤和美 宣伝美術：和田誠 演出助手：田中麻衣子
舞台監督：木崎宏司 主催：ホリプロ、銀河劇場、テレビ朝日、こまつ座
出演： 初演 4演 5演 6演 1987/9/4-23 1996/3/8-17 1999/10/22-11/3 2009/5/6-24 紀伊國屋ホール 東京芸術劇場中 紀伊國屋ホール 天王洲 銀河劇場
演出：井上ひさし 木村光一 ← 栗山民也 小笠原信吉 ：犬塚弘 ← ← 久保酎吉 その妻ふじ ：夏木マリ 岡まゆみ ← 愛華みれ 長男正一 ：橋本功 大高洋夫 高橋克美 阿部力 長女みさを ：土田ユミ 長谷川真弓 郡山冬果 前田亜季 その夫源次郎 ：名古屋章 ← 辻萬長 相島一之 竹田慶介 ：すまけい ← 高橋長英 木場勝己 権藤三郎 ：藤木孝 ← 寺尾繁輝 八十田勇一 森本忠夫 ：？ 朴勝哲 ← 後藤浩明 防共護國団員 ：？ ？ 辻輝猛 古川龍太 防共護國団員 ：？ ？ 岸槌隆至 阿川雄輔 電報配達の若者：？ ？ ？ 古川龍太 その友人・魚屋の店員：？ ？ ？ 阿川雄輔
2009/5/9(土)晴 5:35-8:34PM(1'23/休16/1'19)1F最前列 客席1Fほぼ満員(530人)
客層：20-30才代女性と中高年男女。お友達連れ中心。女性過半数。
客入れ：2,3Fはほとんど空席。スライドは使わないので前方も楽、日めくりカレン
ダーは後列で見えるのかしらん。折り込みチラシそれなり。パンフなし。
物販。パンフ B5 36ページ 1000円。読み物多め。ホリプロ関係チケット販売
いくつかあり。カーテンコール2回1分。
「昭和庶民三部作」の一作目、6演。後妻役は、夏木マリ、河内桃子、岡まゆみから
4代目。
舞台。質素な日本家屋。上手奥にレコードのあるテンポ、アップライトピアノ。
手前壁際に机。部屋中央のおおきな箱はレコードプレイヤー、壁に霧島昇らスター
ポスター。上階の階段脇に神棚。のある茶の間。
お話。日中戦争後、太平洋戦争直前の昭和15-16年頃。浅草のレコード店・オデオン
堂の長男が砲兵隊から脱走。ため一家は非国民のそしりを受けてしまう。汚名を
一掃すべく、元歌劇団の後妻は長女を傷痍軍人へ嫁がせることとするが。虐げられ
るのはいつも庶民、なるも明るく懸命に生きた人々を描いた、井上ひさしエバー
グリーン。
日本人の道義を問い、人間存在の奇跡を直球に伝えた作品、10年ぶり再演。見え
ない国家権力、大義の押し付けが感じられる時代により切実感あり。それ故、伸び
やかで気骨ある登場人物の精神が清新に感じられるねこ。新キャストに、戦争の影
や人生の苦汁が見えないのは致し方ないところ、かしらん。戦争で失った手首が
痛む不条理を抱えた軍人役、相島一之さんの熱演がどこか空しいのは以下同文。
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