＠吉祥寺 井の頭恩賜公園内・三鷹の森ジブリ美術館横 木もれ日原っぱ
紅テント （2009/10/3,4,10,11,17,18 6ステージ)
＠雑司ヶ谷鬼子母神 10/23-25 3ステージ
作・演出：唐十郎 作曲：田山雅充、大貫誉 舞台美術：劇団唐組
制作：劇団唐組制作部 デザイン：及部克人 絵：清水勝
データ作成：スタジオ・サラ 協力：(株)文化印刷
出演：
稲荷卓央 ：影破里夫（幻の犬ファキイルを自分のガイドといい探す盲人）
赤松由美（ダブルキャスト藤井由紀）：銀杏あるいはトハ（未亡人）
高木宏 ：タダハル（銀杏の亡夫）
気田陸 ：フーテン少年
鳥山昌克 ：犬屋の主人
岡田悟一 ：刑事
大美穂（ダブルキャスト藤井由紀？）：婦人警官サカリノ
辻孝彦 ：先生
唐十郎 ：盲導犬研修生
久保井研、大島丈仁、井上政志、成田慎平ほか
2009/10/18(日)晴 7:03-8:37PM(43/休12/37)最前方上手 客席満員(220?人)
客層：大人寄りの老若男女、幅広く。男女半々。
客入れ：当日券30，40人ほど。いつも通り、50人ずつチャキチャキ整列、50人ずつ
一挙入場。ござ上に10列、最後尾にベンチ2列。今回は見切れでそうなサイド席まで
埋まり。折り込みチラシ少々、パンフなし。物販少々。カーテンコール1回。
今後のダブルキャストは、藤井さん10/23,25、赤松さん24（唐ファン）とか。
1973年作品（蜷川幸雄演出）再演。石橋蓮司が演じた影破里夫役に稲荷卓央。
コンパクトな上演時間に収まってたけど、元からそうなのかしらん。
舞台。正面、東口コインロッカー、右隣にシャッターが閉まった、熱帯魚ショップ
「アクアすぽっと」。その前にテーブル、並びで廃屋。転じて、下手にＪＲ連絡の
レンガトンネル。
お話。盲人・影破里夫は伝説の盲導犬を探してやまず、実らぬ心の内。恋に破れた男
はいつも未成年と。現れた女は因縁しばり、亡くした亭主は生きているように彼女を
探す。現実と冥界がまぜこぜとなり、狭間に伝説の盲導犬が出現する。
人と等価に、犬、モノら世界のさまざまに重なっていく、浪漫台詞にくらくらねこ。
今回配役が冒険。唐さんがアンサンブル？、かと意表をつき、実は生意気少年らと
絡む面白味あり。前後半2回、たっぷりと歌を聞かせてサービス。いつに増して恍惚
とした表情が気がかりも、かわいいことこの上なし。主役・稲荷さんは堂々とかっこ
よく、猥雑も愛嬌をもって熱演。対になる赤松お姉さまがまたむちっと美味しい。
犬になる場面はコロコロと愛らしい。ほか、太股にどっきり、ミニスカポリス・
大美穂。生意気ざかりを熱演、気田陸が印象ねこ。
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