＠大阪 元・精華小学校グラウンド 4/24-25 2ステージ
＠水戸 水戸芸術館広場 5/14-16 3ステージ
＠池袋 雑司ヶ谷鬼子母神 5/22-30 4ステージ
作・演出：唐十郎 作曲：大貫誉 舞台美術：劇団唐組
制作：劇団唐組制作部 デザイン：及部克人 絵：合田佐和子
データ作成：海野温子 制作：劇団唐組制作部 協力：(株)文化印刷
出演：
稲荷卓央 ：丁屋(ラーメン屋「味龍」の店員)
赤松由美 ：丈(家具屋 潮の香をなびかす女)、嬢(眠りの中の老婆)
鳥山昌克 ：津 守道(味龍の若い店員)
藤井由紀 ：流里江(津くんの姉)
久保井研 ：麺小路(屋台を引くラーメン屋)
岡田悟一 ：シナチク(支店長)
上野山達宣：鳴戸(店員)
井上政志 ：蘭丸(トイレに入っている客)
気田睦 ：笹八(トイレに入っている客)
成田慎平 ：桃人形(トイレに入っている客)
高木宏 ：加千也(カメラに凝った家具屋)
辻孝彦 ：百足(百人町病院のドクター)
大美穂 ：立川（病院の株を持つ女)
大美穂 ：内珍(病院の看護婦)
土屋真衣 ：英世(病院の看護婦)
大石亜衣 ：毛々衣(病院の看護婦)
唐十郎 ：乱々歩次郎(コマーシャル界の通行人)
2010/5/2(日)晴 7:01-8:19PM(35/休11/30)最前列より 客席7割(190？人)
客層：大人寄りに老若男女幅広く。男女半々。
客入れ：開演定時10分前開場。いつものように、劇団、プレイガイド、当日券(30人
ほど)毎に整列、むしろ桟敷へ一挙入場。サイドに空きがある11列+椅子席。
折り込みチラシ少々、パンフはチラシ。物販。戯曲掲載本。鳥山さん一人芝居のDVD
先行販売あり 1000円。カーテンコール1回2分。
初夏の花園神社公演、新緑に紅いテントが良く映え。
舞台。薄汚れた簡素なラーメン店内。中央カウンター、上手にのれんと赤ちょうちん
下手にトイレ。なぜか中央に大水槽。
お話。新宿百人町のぱっとしないラーメン店。その土地を狙う病院院長とマダムは
奸計をめぐらし、純朴な店主とおかもちらを陥れようとしている。そんな両者が
ドタバタとする間に、近所のサドなのにマゾな女家具店員、ラーメン命な余りに
プレゼントのネックレスを焼売でつくってしまうラーメン職人、出しゃばりな広告
代理店ら、珍人奇人が入り乱れる。
香ばしいことこの上ない、唐芝居を堪能ねこ。ますますコンパクトな上演時間に
ぎゅっと濃口の奇天烈キャラ、荒くれと詩情溢れる台詞、そして歌をてんこ盛り。
守りたいもの、恋とアイデンティティを巡る攻防のありふれた物語を、唯一無二の
面白さで彩って、とっても素敵。
役者。ラーメン職人・久保井研。生活に必要のないこだわりキャラで素敵。稲荷卓央
純粋に主役を迷いなく演じきり。赤松由美。肉感的。若手が力をつけて、中堅どころ
と肩を並べ。店主・岡田悟一。剽悍。マダム・大美穂。若手らしからず、堂々押し
出し。
