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 キューブ製作「相対的浮世絵」

 @渋谷 シアターコクーン(2010/3/18-28 17ステージ)
 http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/
 全指定 S席8400円 A席6800円 コクーンシート5000円
  @大阪 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 4/2−4 4ステージ
  @名古屋 中京大学文化市民会館 プルニエホール 4/7 1ステージ
  @広島 アステールプラザ 大ホール 4/8 1ステージ
  @北九州 北九州芸術劇場 中劇場 4/10−11 2ステージ

 作:土田英生[MONO] 演出:G2 美術:二村周作 照明:小川幾雄 音楽:佐藤史朗
 衣裳:前田文子 ヘアメイク:西川直子 演出助手:田村友佳 舞台監督:榎太郎
 宣伝美術:永瀬祐一 プロデューサー:高橋典子、大西規世子
 制作:大斎志保ほか 製作:北村裕幸 協力:Bunkamura
 製作協力:ジーツープロデュース 企画製作:キューブ
 出演:
 袴田吉彦     :岬智朗(サラリーマン)
 安田顕[TEAM NACS] :関守 (高校教師。智朗の高校同級生)
 内田滋      :遠山大介(死んだはずの智朗・高校同級生)
 平岡祐太     :岬達朗(死んだはずの智朗・弟)
 西岡徳馬     :野村淳 (思い出話を語りたがる初老の男)

 2010/3/20(土)晴 6:03−8:01PM(1'56)1F前方上手 客席ほぼ満員(740人)
 客層:20才代女子中心に、女性8割。単独も多め?。
 客入れ:立見はなし。折り込みチラシそれなり、パンフなし。物販。パンフ A4
 1500円。ポスター500円。未購入、内容未確認。カーテンコール2回2分。
 
 劇団MONO上演作を改訂再演。演出はG2。

 舞台。中央に東屋。下手から後方、上手にかけて渡り橋。上手の背景に桜の木。
 お話。高校生の時、死別した仲間が再会。大人の2人と高校生で死んだ2人は思い出
 から今のことまで四方山話。でもしばしば会話はすれ違い、相対的に。そうはキレイ
 に割り切れない、ドロドロした個々の思いもあって。

 奇妙に明るく、意味深にダークな悶悶コメディ。切実な事情を抱えた登場人物達、
 それ深刻であるほどに滑稽と、笑い含みでじわじわと物語り。越えられない人と人の
 隔たり、消すことができない思いを冷徹に見据え、それでもだからこそ笑っちゃう。
 観察眼の鋭さはさすが。演出は明暗のバランス良く、リズミカルに展開。青年役者陣
 は持ち前の爽やかさで魅せ、真摯な演技で応えて好感度高め。その間をおじさん役者
 ・西岡徳馬が賑やかに泳いでて愉快ねこ。

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