＠福岡市天神 西鉄ホール(2011/5/28-29 2ステージ)
http://www.nishitetsu.co.jp/nnr/solaria/hall/
全自由 一般前売3000円 当日3500円 ユースチケット 前売2300円 当日2800円
作・演出：江本純子
演出助手：木村佳南子［非・売れ線系ビーナス］ 舞台監督・
照明デザイン：永井辰弥 照明：中村京 音響：前田哲平
音楽製作：島羽ジャングル イラストレーション：アジサカコウジ
宣伝美術：two minute warning
主催：財団、江本純子、Love FM 提携：西鉄ホール
制作協力：アートマネージメントセンター福岡（AMCF）
出演（登場順）：
金子清文 ：ヤマグチ（工場の偉い人）
羽鳥名美子 ：オトコオンナ（ボーイズ口調の派遣リーダー）
大橋明代 ： オンナＢ（髪の毛がバサバサのお姉さん）
川面千晶 ：オンナＡ（髪の毛がくるくるのお姉さん）
ぽち ：オンナＣ（ちびっこのお姉さん）
水本樹人 ：オトコ（お兄さん）
手島曜 ：ワタナベ（白髪のおっさん）
ヒガシユキコ ：中島（杖をついているパート）
上田しのぶ ：内田（最も熟練のパート）
梅津良子 ：松田（腹の大きなパート）
中西武教 ：五十嵐（ひげ）
倉園眞記 ：清水（遅刻してくるパート）
前説「タギア」
江本純子：サングラスの人
静香（シン・ダンシング・ブリーズ）：基本的に下手後方
KANAE（真弓ダンススタジオ）：基本的に上手後方
WILD CAT（シン・ダンシング・ブリーズ）：基本的に下手前方
羽鳥名美子（毛皮族ダンスクラブ） ：基本的に上手前方
2011/5/28(土)雨 7;05-8:25PM(1'18)最前列より 客席6，7割(160？人)
客層：20-30才代中心、福岡でもおじさん結構。
客入れ：整理券なし、開場時で50人ほど。6列目最前列で見晴らしよく
見ることができ。開演前歌謡ショーは開演定時5分前に「タギア」を
気持ちよさ下に歌い踊り。バックダンサーともワイルドで素敵。
軽く笑わせながら前説。折り込みチラシそれなり。
パンフ A5 3ページ。挨拶、プロフィール、配役、予定。
次回公演。毛皮族の軽演劇「滑稽を好みて人を笑わすことを業とす」
7/23-8/9 ＠リトルモア地下 奇形鍋の東京版は9/1-4＠SPACE雑遊。
物販。公演ＤＶＤなど。カーテンコール。コーラスラインを気取って、2回2分。
自然手拍子沸き。
福岡地元公募の出演者とワークショップ、2週間稽古を経てのご当地公演。
東京からは、羽鳥名美子（アルコール とパンフに）、金子清文
（ノンアルコール）が参加。
舞台。一見、雑然とした作業場兼倉庫を作り込み。屋根型の壁の中央に
時計。壁際のラックからはみ出すほどに段ボールが平積み。
一段（スロープ）を降りて、手前に作業台２つ。下手側に一段と高く、
ビニールで囲われた社員用休憩所とその裏手にトイレ。建屋の入口は上手端の
ドア一か所。
お話。検品工場の一日。単純労働の明け暮れ、待たれる休憩時間。
仕事はまじめに、だけどパートとバイト、さらに派遣で暗黙のヒエラルキーあり。
それぞれの仲間内で心に泡立つものもあれこれあり。
会話がいちいち面白い。話し甲斐のないやりとりにたはは脱力。おばさんとか、
無自覚の悪意にしぇー。などとか。10代〜50才代（推定）まで幅広く、とりどり
ゴッタな出演者達。年代なりの、逆にギャップのある やりとりがリアルに愉快。
演じるキャラの数だけ、屈託した性向と訳があり。ちらみせてちゃんと拾って、
こまめに展開。山場がないのに終始飽きさせず。後半、ヤマグチの妄想場面とか、
変調もまた楽しく。 物語どうこうとか、社会性ありげな設定でテーマがどうとかは
さておき。くせ者の登場人物と、演じる不思議な個性の役者がお楽しみ。
羽鳥さんはオトコオンナが憑依してなりきり。たぶん客席女子の一番の話題。
Hedwig and the Angry Inch のソロアクトってそういうこと？。彼女の場違いな
熱演へがなる、時々キ○ガイな手島おじさんも強烈だし。福岡の役者、人って
濃い口が多いなあと思うねこ。
[月間一覧］