＠渋谷 シアターコクーン(2011/6/6-27 35ステージ)
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定 １等平場席13500円 １等椅子席13500円 2等席9000円 3等席5000円
当日のみ 立見A3500円 立見B2500円
原作：四世 鶴屋南北 演出・美術：串田和美 照明：齋藤茂男 附師：杵屋栄十郎
作調：田中傳左衛門 編曲：坂本弘道 音響：森本義 立師：中村橋弥
狂言作家：竹柴徳太朗，竹柴潤一 技術監督：センターライン・アソシエイツ
演出助手：神野真理亜 舞台監督：藤森篠次 宣伝イラスト：宇野亜喜良
主催：松竹株式会社、Bunkamura 製作：松竹株式会社
出演：
橋之助 ：薩摩源五兵衛 実は不破数右衛門
菊之助 ：芸者妲妃の小万 実は神谷召使お六
勘太郎 ：船頭笹野屋三五郎 実は徳右衛門倅千太郎
新悟 ：芸者菊野
国生 ：若党六七八右衛門
笹野高史：ますます坊主、徳右衛門同心了心
亀蔵 ：船頭お先の伊之助、出石宅兵衛
彌十郎 ：富森助右衛門、家主くり廻しの弥助 実は神谷下部土手平
勘三郎（声の出演）
2011/6/8(水)晴 6:31-9:40PM(68/休19/99)平場最前方通路際 客席ほぼ満員(650？）
客席：大人寄りに女性7，8割。未就学児童の親子連れもあり(贅沢)。
客入れ：当日券全席種あり。立見客の姿は見えず。いつもの前方平場桟敷、後方椅子
席。舞台内舞台がこじんまり、高さ低め。前方席だと、小劇場・スズナリでコクーン
歌舞伎みてるよな贅沢最高気分。後半、血しぶき＋本水の雨シーンあり。自分の身は
自分で守る、ビニールシート大小を最前列〜通路近くは4列目まで配布。最前は本気
対策要。無料パンフなし。
物販。パンフ A4大きめ 48ページ 1800円。Tシャツ3000円 手拭い1500円 うちわ500円
稲荷寿司700円 おむすび500円 サンド600円 お好み焼き400円 お団子400円
ところてん400円 大学いも400円 客席で飲食可。ちょっと休憩時間短めなのがいや。
カーテンコール2回3分。3回目は串田さん参加。
「四谷怪談」の後日譚。勘三郎病欠、替わり菊之助初登板。
舞台。貧乏長屋とか。いずれも印象派な画な夢幻タッチが施され。小さくも、
縦横とも立体的に造り込まれたセットは、盆に乗せられてぶんぶん走馬燈。
お話。船頭の三五郎は、父親が旧主がために百両入り用と知り、女房お六を芸者に
出し稼がせている。薩摩源五兵衛はいいカモ。この源五兵衛は、不破数右衛門という
塩冶家の浪士。御用金紛失の咎で勘当されたのを名誉挽回のため、伯父から百両を
調達したところ。三五郎は、この百両に目を付ける。
まんまと罠にははまった源五兵衛は三五郎と女房を斬ろうとして、別の五人を殺して
しまう。逃げのびた三五郎夫婦は、お岩の亡霊が噂の元・伊右衛門宅へ。
御用金強奪犯が家主と知った三五郎はこれを殺すが、源五兵衛こそが父の旧主と知り
、自害。源五兵衛がそれらを知ったのは、三五郎の女房を殺した後で…。
歌舞伎より多彩、濃厚な脚色と演技。演劇好きには堪らないおいしい世界に、
どんぶり飯2杯はいけるねこ。銭ゲバと愛欲、対する忠信と義心の2面性をもつ登場
人物を、鮮烈繊細に演じる3人◎。橋之助・源五兵衛の憂鬱、勘太郎・三五郎の狂気と
と正気、菊之助・小万の後ろ髪引かれ隊とも、常に底に覗かせながら描き。こんな
深く濃い味わいの盟三五大切はみたことなすねこ。伴走するチェロ生演奏のエモー
ショナルなうねり、夢か現かな浮遊感を感じさせる背景画とも、世界を連綿と
かたち造ってて○。いつものと勝手が違うためか、大向こうの声や劇中拍手があんま
なし。殺しの場面は歌舞伎演出とし、菊之助ら美しい型をみせて生臭さを消し、
客席のここぞとばかりの拍手を呼び。
夜の部
序幕 6:31-7:39PM
幕間19分
大詰 7:58-9:37PM
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