＠日暮里 d-倉庫(2012/2/19-20 2ステージ)
http://www.geocities.jp/kagurara2000/index_d.html
全自由 前売3500円 セット券5500円 当日4000円 学生券前売2500円 当日3000円
データは薔薇の人―南国からの書簡・再演レポート参照
2012/2/19(日)快晴 6:09-7:26PM(1'17)最前方中央 客席満員(80？人)
客層：中年層中心。女性過半数。
客入れ：新作は旧作再演より最前列ほか増席。入場時20人ほど。折り込みチラシ
それなり。パンフ、物販は再演と共通。カーテンコール 拍手続くもなし。
舞台。素舞台。正面に小さな布固まり。ミニ椰子の木が現れ。
構成。前回同様白塗りにギムナジウムの少年の体、キャスタ付椅子を船に見立てて
ゆく、2人で一人旅。おじさんを探して辺り見回し。休憩と泳ぎ、しだい妄想
たくましくして、陸海空に遊ぶ。
奇想天外、不思議で怪しくして、愉快千万ねこ。精妙なユニゾンダンスも、発想は
自由自在。船をこぐ、メモ（手紙）を書く、水面か陸上かよくわからなくなる、
巨大になったという、ついには空を飛ぶ。繰り返しのシークエンスで変調、転調
さまざまな趣向をいれ、わくわくと飽きさせず。妄想が過ぎる様をみると、少年の
引き籠もりは変わらず、インナートリップと推し量られ。当て推量や意味の探りを
受け付けず、やりっぱなしなし三昧なとこにニヤリねこ。
構成覚え書き
・暗転、音声だけ。前回のおじさんへの手紙朗読。バナナが大切に客席
・小さな椰子の木、手紙箱が上っていく。
・キャスターをつけた丸椅子を船に見立て、２人が連なって前進。白塗りの顔、
ギムナジウムの少年扮装は前回同様。背中に双眼鏡をのせた小箱と、手紙箱を
それぞれ背負っている。手に持った棒、振ると波音がする、を櫂にしての船旅。
対角線、前方、袖と△の軌跡、途中で速度をあげたりの緩急。
・立って、当たりを見回す。双眼鏡を渡されてのぞく黒沢。上原はその間、水中に
足をつけてる体でぶらぶら。
・テクノ♪。ロボな動きで周回、ユニゾンでデュオ。
・手紙箱からメール。黒沢読む。上原がボートをこぐ振り。儀式めいて、また船に
乗る。△の軌跡の途上で、黒沢メモをとり、ロール。
・自転しながら、公転に周回するデュオ。「船」の前号交代。間隔をおいて連なり。
フリーズして、前回の公演で手をつなぎ合わせたフリフリ付きの「延長手」を
ほうり投げる。手紙を取り出し畳んで、また開く。隅でロールな動き。
・男女のメロウなデュエット♪。「船」を走らせて、泳ぐ。足ばたばた、背泳ぎ、
クロール。対になって、床転がり。。
・上原、丸椅子の上に立ち、双眼鏡で見回す（椅子を回す）。黒沢がメモを書く、
前になにか運ぶ。フリフリ付きの「手」を床に延ばして、巻き取り、小箱に戻す。
・「船」に戻り、半分回ったところで、メモをとる。前後交代する。
・エスニックな音楽。1回周回。櫂を振って釣り？。棒で水面？に見立てて、
立ち座り。床にひざを突いて、ターン後、起立。倒れてフリーズ。起立、
腹に手を当て、あーと発話、胸をはる。
・黒沢、しこ踏みポーズでロール。上原、椅子の座をとって、カーリング。
黒沢は手紙を床に広げる。椅子を転がして、観て、ストップモーションでポーズを
つけながら、２人ユニゾンで踊る。ステップ、時々気合いをいれたり、
ふらふら手を振りながら踊る。
・椅子の上に座を逆さまに置き、心棒に櫂を刺す。櫂にまいた布をほどくと三角旗。
前に手を伸べる。儀式めいて並び、走り寄る。旗を前に掲げて、「船」を連ねて
ゆく。
・フュージョン？、ロック？。旗を振ると、２人も風に吹かれたようにふるえる。
飛ばされてきりきり舞い。テンポをあげてデュオ。
・座卓をおく。黒沢はおじさんへのメールを書く。上原は脇でメールを朗読する。
バナナのこと、毎日意地になって船をこいでいる。すっかり変わってしまった
自分。どこに向かっているのか、わからなくなる。大きくなって、水に飛び込む。
・手紙を丸め。手を重ね合い、「船」の周りをぐるぐると周回する。
・スペイン風のリズミカルな音楽。ステップ、ロール。・ミッシェル・ポルナレフの
代表曲。ユニゾンで前へ、そのまま客席に入り、椅子を階段と上っていく。
登り切って暗転。正面の椰子の木にスポット、ぴゅっと天に上る。
[月間一覧］