＠三鷹 三鷹市芸術文化センター 星のホール(2012/6/8-17 12ステージ)
http://mitaka.jpn.org/geibun/
全自由(整理番号付) 会員 前売2200円 当日2500円 一般 前売2500円 当日2800円
高校生以下1000円(前売・当日とも)
作・演出：前田司郎 宣伝美術：木村敦子 照明：山口久隆（S-B-S)
衣裳：正金彩 技術監督：松本謙一郎 舞台監督：榎戸源胤 小道具協力：北澤岳雄
演出助手：山本真希、森久憲生＋ステージトルネード 制作：五反田団制作部
主催：(公財）三鷹市芸術文化振興財団
出演：
大山雄史
小河原康二[青年団]
荻野友里[青年団]
金子岳憲
岸井ゆきの
久保亜津子[向陽舎]
黒田大輔[THE SHAMPOO HAT]
前田司郎
2012/06/14(木)晴 7:40-9:24PM(1'44)前方中央 客席満員(120人)
客層：20-30歳代中心、中年層も結構。男性過半数。
客入れ：ひな壇7にクッション追加のパイプ椅子。背もたれまで追加。
折り込みチラシ 極厚。さすがにビニール袋入り。パンフ A4 3ページ。いつもの
役者手書きコメント付き。今回は訳あって配役書きなし。物販。終演後に台本500円
DVDなど。カーテンコール1回。
舞台。広めの舞台に簡略装置。上手、平台に襖だけ、衣服丸まって手前に置かれ。
お話。決闘相手の伊織とばつの悪い思いをしながら温泉宿に逗留する、宮本武蔵。
名前は誰でも知っているが姿なりは知られず、聞けばほとんどが驚くが疑うものも
あり。と言うわけで待遇がちょっと期待外れ、浮かぬ顔の武蔵。伊織には尊敬の目を
向けられて悦にいり。旅の目的は村を出るとき言い交わした女・おつうとの再開。
しかし、おつうは既に人妻、武蔵のことはとっくに忘却の彼方で。武蔵を仇とねらう
姉弟とその連れの佐々木小次郎と、不思議な交流まじりに、小心者で小ずるい武蔵の
ありさまを描く。
苦笑しごくの精緻な脱力会話劇で過ごす愉快な時間。前田司郎演じるむかつく
お坊ちゃまキャラに、翻弄される善男善女のありさまあれこれ。前田キャラの
ダメぶり卑怯ぶりが増強され、つっこみどころ満載、困りものな可笑しさ一層。
大山キャラがかすむほど。黒田さんの哀しいほどに滑稽なふりもまた、笑うしかなく。
対する周囲、女優演じるキャラのクールな物言いがおかしみを増長して○。
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