＠浅草 浅草花やしき裏 特設テント劇場(2012/11/16-18、23-26 6ステージ)
全自由(整理番号付) 前売り3000円 当日3300円 ３人以上の予約で300円引き
＠長野 長野市ごんどう広場 特設テント劇場 11/3-4 2ステージ
作：唐十郎 演出：中野敦之 舞台・美術：安達俊信 美術協力：車田幸道
照明：齋藤亮介 音響：金川美咲 劇中歌：小室等、サトウユウスケ
ヴォイス：やまもとのりこ 衣装：砂田和美 写真撮影：首藤幹夫
チラシ作成：k.徳鎮 主催：劇団唐ゼミ
出演：
禿恵 ：高石かつえ（愛染病院の看護婦、歌手志望）
椎野裕美子：海之ほおずき(謎の引越し看護婦）
西村知泰 ：袋小路浩三(愛染病院若博士、多感)
熊野晋也 ：花形(歌謡界の鬼、忘れ物に細かい)
安達俊信 ：中年男(あるときはバーテン、ある時は男の中の男)
土岐泰章 ：肥後守(天職を探す少年)
水野香苗 ：ユリ子 〜さらわれる人妻
虎玉大介 :旦那(バーバーアメリカ屋の主人。ユリ子の旦那)
鷲見武 ：少女の父(台東区にある銭湯屋の主人)
重村大介 ：看護婦長(規律に厳しい)
津内口淑香:看護婦1(白衣の天使隊)
金川美咲 ：看護婦2(白衣の天使隊)
入谷入山 ：看護婦3(白衣の天使隊)
希久地沙和、山下紗季：看護婦達(ときに従順、ときに怠惰)
東侃輝 ：車夫(健脚)
2012/11/25(日)晴 6:04-9:04PM(62/休15/45/休12/44)最前方 客席満員(140?人)
客層：老若男女幅広く 男性過半数かな。
客入れ：プレイガイドと劇団予約、当日券の順で50人ずつ整列。50人づつ入場。
一面アルミ張りのウレタンクッション敷きで底冷え緩和。前中央が見易いと誘導。
使い捨てカイロを配布、開演前に振っておくようお願い。折り込みチラシ少々、
パンフ B5 3ページ。配役は写真付き。物販未確認。カーテンコール1回2分。
状況劇場1971年初演。ねこは新宿梁山泊の上演以来。初演の配役は、
李礼仙 海之ほおずき、四谷シモン 高石かつえ、麿赤児 袋小路浩三、
唐十郎 花形、大久保鷹 中年男・川島浪速、根津甚八 肥後守、
不破万作 看護婦長、十貫寺梅軒 少女の父、石原由起子 ユリ子。ともの凄い。
舞台。洞窟のような中に、後方入口をみせる献血車？。下手に壊れた電話ボックス。
お話。東京足立区。歌手志望の青年・肥後の守は歌手を目指す看護婦・海之ほおずき
と出逢う。ひかれ会う2人だが、帰国した病院院長、相棒の中年男、レコード会社の
鬼を自称する花形にたぶらかされてしまう。江の島の愛染病院から、上野の森へと。
そこで肥後の守が見たのは、男の犠牲となる女達だった。
唐十郎の芝居を見てきた目にも、群を抜いて見えるモンスター作品。詩情と荒くれに
が同居した台詞、驚くようなイメージの豊かさ。もうついて行けないぶっちぎり感に
しびれるねこ。唐組役者陣は全身全霊ガチンコ勝負で上々の美しい成果をあげ。
椎野裕美子、禿恵、水野香苗の体当たり熱演。土岐泰章の時代を溯る熱さと色気。
ほんでも一番は西村知泰の袋小路浩三。白塗で怪しく愛嬌ある演技はまさに唐作品を
体現して◎。
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