＠三軒茶屋 世田谷パブリックシアター（2013/2/14-17 6ステージ）
http://setagaya-pt.jp/
全指定 前売4000円 当日4500円 学生3500円 中学生・高校生1000円 小学生800円
原作：アルベール・カミュ 翻訳：窪田啓作（新潮文庫刊）構成・演出：小野寺修二
テキスト協力：小里清 照明：磯野眞也（アイズ）
音響：田中裕一（サウンドエッジ） 美術：杉山至＋鴉屋 小道具：高庄優子
衣裳：堂本教子 舞台監督：矢島健 宣伝美術：山下浩介
制作：小野塚央（ゴーチ・ブラザーズ） 企画協力 新潮社
提携：公益財団法人せたがや文化財団／世田谷パブリックシアター 後援：世田谷区
助成：アーツカウンシル東京（公益財団法人東京都歴史文化財団）
主催：カンパニーデラシネラ
出演：
片桐はいり：私、養老院院長、弁護士、ママン、司祭
森川弘和 ：ムルソー
田村一行[大駱駝艦]：レエモン、門衛、弁護士
藤田桃子 ：検事
菅彩夏 ：マリイ、看護婦
手代木花野：情婦、看護婦
小野寺修二：裁判長
2013/2/15(金)雨 2:05-3:21PM(1'15)1F前方下手 客席1Fほぼ満員（330？人）
客層：学生と中高年、女性は若年、男性はシニアが多め。
客入れ：椅子最前F列、その前にベンチ桟敷2列。3F席は使用せず、2Fは20人ほど。
折り込みチラシ厚め。パンフ A4 3ページ。予定1枚。物販。初演時パンフ 500円。
カーテンコール3回1分。
2008年初演作、同じキャストで再演。
舞台。BOXハウスと壁装置。下手手前に白い床板。長机は分離して滑り台など変容。
お話。母の死の翌日に海水浴、女性と関係し、友人の女関係者を撃ち殺し、裁判に
掛けられた男。動機不明、死刑判決にも幸福を疑わない。モラルを問う裁判でも
男は異邦人だった。
一層フィジカルシアター、しかも言葉が遊離せずの練熟表現が素晴らしい。
重力無視の家具らとのコンタクトはかつての速度よりより構成でみせる印象。
演技では得意な存在感の片桐はいりさえ、アンサンブルに溶け込んで、完全全員野球
の体。見てるだけで醒めてみる白日夢、幻惑の不思議。とりどりのパズルピースが
かちっと嵌まる快感も相まって、ずっと観てみたいねこ。その中、森川弘和・
ムルソーはポツネンと無為な空気感をまとい、際立ち。演出演技とも○。
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