＠下北沢・本多劇場(2013/3/8-24 20ステージ)
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全指定 前売5000円 当日5500円 高校生割引2500円
作：アレクセイ・アルブーゾフ 英訳：アリアドネ・ニコラエフ
訳：小田島恒志 演出：鵜山仁 美術:倉本政典 照明:古宮俊昭 音響:松本昭
衣裳:中村洋一 ヘアメイク：馮啓孝 舞台監督:畑崎広和
出演：
戸田恵子：リディア・ワシーリエヴナ
加藤健一：ロディオン・ニコラエヴィッチ
2013/03/15(金)晴 7:08-8:55PM(1'46)後方上手 客席7割(250人)
客層：大人客席、女性7，8割。
客入れ：折り込みチラシそれなり。パンフなし。物販。パンフ A5横 500円。
読み物中心。カーテンコール2回1分。
舞台。童話の挿絵のような、飾り窓のパッチワーク壁。全体は灰色、下手の塔は
傾いだりと、昔語りの廃墟の匂いがし。
お話。ソ連から独立したバルト三国・ラトビアのサナトリウム。モスクワから
療養にきたサーカスで働いていたという中年女性を、同年年代の医師が呼び出し。
夜中に詩を朗読したり、苦情がでているというのだ。男性関係やら謎めいたところが
ある女に騙されたり、憤ったりしながら出会いを重ねる二人だったが。
洒落た老いらくのラブストーリー。旧ソ連作品というけど、イデオロギー抜きの
愛らしい会話にはほよよねこ。キレイな声で歌い、弾む演技とダンスの戸田恵子が
まあ素敵。がんばってついていく加藤健一にも男の愛嬌があって○。物語には
しかし、戦争と身内の死への取り返しのつかない心の傷が影を刺し。忘れることなく
抱えて生きていく姿には時代を超えて伝わるものあり、しみじみ感じ入るねこ。
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