＠大阪東心斎橋 ウイングフィールド(2013/7/12-15 6ステージ)
http://www.wing-f.co.jp/
全自由 前売券2500円 当日精算券2500円 当日券2800円 中高生券1500円
作：大竹野正典(初演1996) 演出:くじら企画 舞台美術：佐野泰広
音響：大西博樹 照明：林鈴美 衣装・小道具：木村ゆう子 宣伝美術：高岡孝充
写真撮影：アマノ雅景 企画・制作：くじら企画、塚本修
出演：
戎屋海老 :アル
石川真士 :アルの下の弟
九谷保元 :アルの上の弟
信平エステベス:アルの父、催眠分析家
大竹野春生[第一次反抗期]：新聞勧誘員
三好淑子[スアシ倶楽部] :独身アパートに住む女性/看護士ニャラダ
林加奈子[[株]MC企画] :独身アパートに住む女性/アラカワ、離婚した夫に纏わる女
森川万里[桃園会] ：アルの娘 マリィ
あまのあきこ[妄想プロデュース]:独身アパートに住む女性/看護士、アルの母
小室千恵 :イルムガード(アルの妻)
めり[浪花グランドロマン]：独身アパートに住む女性/モデル志願の女、アルの母
2013/7/13(土)晴 1:07-2:58PM(1'50)最前方 客席8割?(60人?)
客層：大人よりに幅広く、男女半々。
客入れ：整理番号配布、開場時20人ほど。桟敷8、椅子1列。エアコンが不調、
中央前方がよく、後方が暑くなると事前アナウンス。折り込みチラシそれなり。
パンフ B5 3ページ。物販。戯曲集2、公演DVD。カーテンコール1回1分。
「くじら企画」前身、「犬の事務所」の最終公演だったとか。亡くなった大竹野正典
氏の演出を忠実に再現する再演。
舞台。小窓がいくつもある壁、それぞれが家庭のそれ設定。中央にドア。机など
調度を持ちこみ。
お話。1960年代アメリカで起きた連続婦女暴行殺人事件をモチーフ。
平和な家庭風景がいくつか。そこで穏やかに暮らす女達の前に現れる変態男性達。
アメリカと日本、現実と虚妄、現在と過去を混然と行き交いながら、男(達の）
絶望的な孤独が炙り出されていく。
脈略なく不整合なシーンと事件、すっと哀しく浮かぶ男の孤独、愛を希求する思い。
ささやかに平和な家庭、妻との愛を求めてだけなのに、凶行に及ぶ。狂気と暴力に
駆られてしまう、男の愚かしさが描かれ続けるほどにままならなさが哀しく涙する
ねこ。あろうことか、男を受け入れてしまう女達もまた、変態男達と女のやりとりに
笑いをまぶしたシーンが結構あり。さじ加減が遊びを知る、演劇で遊ぶ大人と思う
ねこ。
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