@福岡 西鉄ホール(2013/9/13-16 6ステージ)
http://www.nishitetsu.co.jp/nnr/solaria/hall/
全指定 前売3000円 当日3500円
作・演出・かぶりモノ造型・宣伝美術:大塚ムネト 舞台監督:松本幸一
照明:荒巻久登(シーニック) 音響:インテグラル・サウンド・デザイン
美術:アンミックスエンタテイメント 衣装:津方恵子(アトリエ1)
宣伝イラスト:庄子智湖 宣伝写真:藤本彦 提携:西鉄ホール
企画製作:ギンギラ太陽's、アンミックスエンタテインメント、ピクニック
出演:顔と名前が未だ一致せず、代表キャラのみ記載。
中村雪絵[劇団ぎゃ。]:アナログTV、トリオ(プレーヤー)、地下鉄七隈線
大竹謙作[ゲキダン:ロックンロール・ツアー]:ベスト電器
池田美樹[劇団きらら]:母苗木
宗真樹子[劇団きらら]:九州機材倉庫(ベスト電器前身)
豊永英憲[劇団きらら]:地下鉄七隈線
東真純[WET BLANKET]:さくらや
迫雅貴[WET BLANKET]:おうあま(偽あまおう)
大串到生[WET BLANKET]:ひよこ侍
こもだあさみ[WET BLANKET] :ベータテープ
西山太一[WET BLANKET]:お役所神父、山田電機?、地下鉄七隈線?
大塚ムネト:ビックカメラ、地下鉄な悪魔線、ショッパーズダイエー
2013/9/15(日)曇 1:00-2:15PM(1'14)最前方上手 客席6割(300人)
客層:20-30才代中心に町内会な幅広さ。女性過半数。
客入れ:指定席なのに開場時に40人待ち。15分前から記念写真大会。
中段に空席多数。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 3ページ。挨拶、役者顔写真
お題・思い出の家電製品へコメント。物販。あったかな?。カーテンコール2回6分。
ムネトさんより作品ごとに一言、役者紹介。
若手役者を大幅起用した新生ギンギラ太陽’s 。15分ほどの業界もの短編と下ねた
ショート 70分構成のお気軽お楽しみ企画。
舞台。無地の階段と中央を空けた壁、かぶりものが装置。
お話。業界の競走に破れ吸収合併され逝ってしまった量販店。その一人、さくらやは
後に親友店となるベスト電器の前身・九州機材倉庫をつれて、銀河鉄道に乗る。
出会うのは自分同様今はなき物、店舗の魂、そして混沌とした現実世界の影。
業界首位から転落したベスト電器を取り巻く家電業界の再編と追想「家電鉄道の夜」
偽ブランドが横行する福岡〜偽物苺菓子と母苗木の愛「注文の多いニセ菓子店」、
サービスが報われない地下鉄七隈線に邪心「掘ると修羅」など。箸休め?口直し?で
「下品シリーズ 受精、または長距離ランナーの孤独」を添え。
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を借りて綴る業界の今昔、有為転変。ユーモアとウィット、
シニカルな語り口一層。例えば「リンゴ」のシーンでは亡き物達が記録メディア
(ビデオテープ、フィルム)、難破した船が「世界統一規格」、彼らを天上(クラウド)
へ導くのが「囓りかけリンゴマーク」の者とか、苦笑千万。関係者には笑ってられ
ない内容なのに、やっぱり笑っちゃうねこ。疾風怒濤の展開=着替えや、よく取材
された最新情報、知らなくともいいことを知る面白さなどお楽しみに溢れ。
経済の裏、本来は表にある商人の心意気、人情、語りのちょっと湿った叙情には
ほろり。
役者。中心となるキャラをしっかり演じたベスト電器役・大竹さん。アニメ声と
幼げな表情が愛らしく暖かい、宗さん。今回はパンチのある歌声を披露、どんな役
でも力強くな中村さん。がとりわけ印象。若手劇団WET BLANKET、今週末から劇団
公演・無謀!(笑)、を丸ごと起用。着替え、演技ともきちんと舞台を支えて健闘。
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