@京都 元・立誠小学校 講堂(2013/09/12-15 4ステージ)
全自由(整理番号付き)一般 前売3000円 当日3200円 U-25 前売2300円 当日2500円
高校生以下1500円(前売・当日とも)
作・演出:水沼 健 照明:吉本有輝子 音響:堂岡俊弘 衣裳:本郷麻衣
舞台監督:浜村修司 イラスト:オノ・ナツメ 宣伝美術:清水俊洋
制作:垣脇純子・小山佳織 共催:立誠・文化のまち運営委員会
協力:MONO リコモーション 真昼 radio mono
企画・製作:有限会社キューカンバー 京都芸術センター制作支援事業
出演:
金替康博:男1
岡嶋秀昭:男2
坂口修一:男3
2013/9/15(日)大雨 6:36-7:44PM(1'08)中段中央 客席満席(70人)
客層:学生と平均30才代、おじさんちらほら。男女半々。
客入れ:受付が外側なので雨天だとちょっといや。虫除けスプレーを途中廊下に
置き。いつも通り窓は開けぱなし。今日はちょっと蒸し。講堂の舞台部分に雛壇
パイプ椅子6列。折り込みチラシそれなり。パンフ A4 1枚。挨拶、スタッフ、予定。
物販。台本 500円、公演DVD。カーテンコール1回。
MONO・水沼 健新作 京都のみ公演。
舞台。競技場の仮設ベンチが下手2段 4つ、上手奥と下手壁際に1つ。中央下手よりに
ベニヤの衝立。バケツが下手床に数個。がらんとした空間、さらに窓開放で透明度
高め。雨の場面では風情一層。
お話。とある島、終わらない少年期を過ごすおじさん達の追想と今。
野球試合中に行方不明になった叔父のお好み焼き屋を継いだ男(岡嶋)。押しが
強くて、自称ポエジーを欠いた彼に金を貸しては忘れられる男(金替)。
草野球では内野手と外野手、なぜかは性格から推してしるべしとの語り。
内野手は島の犬を殲滅することに執着。というのも同級生(坂口)がちんぽこを
食べられ、島の有力者であるその父親が全島に犬殺しを命じたからだ。気に病む
同級生は犬のことを隠すが、忘れられがちな男はつい漏らしてしまう。
ところで彼は二人から頭に皿があるといわれているが、自覚はない。
何かしら欠けているおじさん達、自覚/無自覚の違いはあれど隙間を埋めようとする
埋まらない機微、波紋に味わいあり。エッジが効いた奇想世界、言葉の表現が水沼
作品と思っていたけど、まるで島時間な緩やかさの中、取り留めなく交わされる
会話の今回は妙に心地がいいねこ。空間との相性○。とはいえ、当たり前の顔で
意外性のあるねたや設定が散りばめられて、油断ならず楽しいことは変わらず。
東京でもと思うけど、公演場所は選ぶかも。
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