＠横浜 KAAT大スタジオ（2013/11/09-17 8ステージ）
http://www.kaat.jp/
全自由（整理番号付)一般3500円 学生2000円 当日 各＋500円
作・監修：唐十郎 演出：中野敦之 美術：車田幸道 照明：大石真一郎
音響：金川美咲 舞台監督：齋藤亮介 衣装：本永惠子 羽尻真季 林理紗
ヴォイス：やまもとのりこ 劇団制作：津内口淑香、椎野裕美子
劇団演出部：中條愛 制作：小沼知子 技術監督：堀内真人
事業制作・統括：崎山敦彦 宣伝美術：柳沼博雅 写真：首藤幹夫
主催：KAAT神奈川芸術劇場（指定管理者 公益財団法人神奈川芸術文財団）
企画製作：KAAT神奈川芸術劇場、劇団唐ゼミ☆ 協力：国立大学法人横浜国立大学
出演：
大久保鷹:銀メガネ
禿恵 :お甲
西村知泰:アリダ
安達俊信：羊水屋
重村大介：運送屋1、レア(小人レスラー)
鷲見武 ：運送屋2
野澤健 ：アトム(小人レスラー）
山根久央：弁天小僧(小人レスラー)
増田侑真：ソドム(小人レスラー>
どいたかふみ：ゴリアテ(小人レスラー)
入谷入山：怪傑謎？ (小人レスラー)
松田信太郎：菊之丞(小人レスラー)
熊野晋也、東侃輝、中川慎太郎、金純樹、岩田カブー、塚本周作、徳永翔、
中林数貴、松永欣也、八重柏泰士、ワダ タワー、広瀬慎一、古屋亢信、北澤雅章
：工事人夫
2013/11/10（日）曇 2:01-3:54PM(1'49)前方中央 客席満員(160人)
客層：大人よりに幅広く。男女半々。
客入れ：整理番号順に呼び出し。開場時70人ほど。ベンチ1 通常椅子(D列〜)7列。
前方中央よりが観やすいと誘導。最前は自分の身は自分で守るシート準備。
折り込みチラシそれなり、B5 パンフともビニール袋入り。物販。大久保鷹本 サイン
色紙付き？。 カーテンコール1回4分。
劇場タッグ公演、いつものテントから劇場上演作品を取り上げ。
舞台。がっちりした壁に挟まれた袋小路に、二階建て木造廃屋。下手外に2階への
階段、下に水場。上手に大型モニタ、劇場入口からアリダと尾行する銀メガネを
中継。
お話。ゴーストタウン。アリダをつける中年男に問われるままに来たわけ語り。
心中からからくも生き延びた兄の女・お甲の呼び出し。子供の養育代を支払えと
いうのだ。憤る銀メガネ男は言葉と裏腹にその金着服。お甲登場。なだめすかし
ながら金を受け取ろうとするも徒労に終わり。小人プロレス巡業資金がため、
身を削っての「水芸」を決心。そこに工事人夫達が命じられるまま闇討ちに
押し寄せる。
しっかりアングラテイスト。貧しくも逞しい登場人物、荒くれる演技、葛藤、格闘は
キレイに墜ちない臭味が溢れ。主人公3人の擦った揉んだ会話はトーンの違いで
面白く。ハイテンションの鷹、弱男の西村、貧乏芸人窮鼠猫を噛むの禿恵。とりわけ
て、禿恵・お甲は切羽詰まったさま、ちゃっかりぶり、ちんどん屋衣装の安ピかなど
愛すべき人間味あり。工事人夫達が白衣のような上下で統一。個がない＝滅私奉公
する労働者を表しているのかしらん。