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 葛河思潮社 第四回公演「背信」

 @池袋 東京芸術劇場シアターイースト(2014/09/18-30 15ステージ)休演9/24
 http://www.geigeki.jp/
 全指定 6500円 U-25 4000円 高校生以下2000円
  @豊橋 穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース 10/4-5 2ステージ
  @仙台 仙台市宮城野区文化センター パトナシアター 10/7-8 2ステージ
  @新潟 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場 10/11 1ステージ
  @横浜 KAAT神奈川芸術劇場 <大スタジオ> 9/10-15 6ステージ

 作:ハロルド・ピンター 演出:長塚圭史 美術:松岡 泉 照明:齋藤茂男
 音響:加藤 温 衣裳:Die-co★ ヘアメイク:河村陽子 演出助手:山田美紀
 舞台監督:福澤諭志 広報:吉田プロモーション プロモーション:金 有那
 文:清田隆之 制作:伊藤達哉 宣伝美術:Enlightenment
 主催:ゴーチ・ブラザーズ 企画・製作:葛河思潮社
 助成:文化庁文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
 アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
 出演:
 松雪泰子:エマ(画廊オーナー)
 田中哲司:ジェリー(作家エージェント)
 長塚圭史:ロバート(出版社経営 エマの夫)
 ジョン・カミナリ:給仕

 2014/09/29(月)晴 7:33-9:14PM(1'40)中段中央 客席ほぼ満員(210人)
 客層:20-30才代中心、あとおじさんおばさん。男女半々。
 客入れ:最前B列、F列前に通路〜最後尾Kの11列。折り込みチラシそれなり。
 パンフ B5 2ページ。物販。パンフ B5 1500円ほか。カーテンコール2回1分。

 TPT ルヴォー演出以来みる作品ねこ。6月の「昔の日々(これもルヴォー演出)」
 と同じ仕掛けなので久々感は薄め。

 舞台。インテリア雑誌のグラビアみたい。中央にクリームの壁装置。中央縦に
 モザイクガラス、中途額縁枠と開口。マグリットみたいな青空に浮き雲みえ。
 書斎机、ベッド、ソファ、エンジクロスの丸テーブル を移動式。
 
 お話。一組の夫婦と共通の男友達は、隠れて不倫。夫婦の夫君も例外ではなし。
 素知らぬ顔で裏切り行為を続ける、それぞれの意識とは。
 
 逆廻し手法で、曖昧に流す記憶と罪を赤裸々に浮かばせ。意地が悪い作家だなあと
 改めて。照明と装置転換で間断なくして場面転換、違和感のないのに違和感ねこ。
 理屈ばった饒舌な台詞が交わされるけど、言外の間や視線の行方のがより真実を
 語り。興味深いムーディがことさらな舞台印象ねこ。ハイセンスなインテリア、
 オシャレな生活、いつも晴天の空のもと行われるのが陳腐な不倫沙汰とアイロニー
 たっぷり。演劇的も、意地が悪い演出だなあと改めて。

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