＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2015/9/23-10/7 19ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由(整理番号付き)一般3300円 U-25＝2500円 高校生以下1000円
＠京都 アトリエ劇研 9/16-20 6ステージ
作：近松門左衛門 監修・補綴：木ノ下裕一
演出・作詞・音楽：糸井幸之介[FUKAIPRODUCE羽衣] 音楽監修：manzo
舞台監督：大鹿展明 美術：島 次郎 照明：中山奈美 音響：小早川保隆×齋藤 学
衣裳：大野知英 所作指導：岩上 史 文芸：関 亜弓 補綴助手：稲垣貴俊
演出助手：中村未希 演出部：岩澤哲野 宣伝美術：外山 央
宣伝写真：東 直子 制作：本郷麻衣 企画・製作・主催：木ノ下歌舞伎
共催：アトリエ劇研[京都公演]
提携：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場[東京公演]
助成：芸術文化振興基金、公益財団法人セゾン文化財団
出演：
日髙啓介：紙屋治兵衛
島田桃子：紀の国屋小春
伊東沙保：おさん
武谷公雄：粉屋孫右衛門
小林タクシー：舅五左衛門、太兵衛
西田夏奈子：治兵衛叔母（おさん母）、河庄女房
若松朋茂：丁稚三五郎、太兵衛相棒
2015/10/05(月)晴 7:10-9:05PM(1'54)中段中央 客席超満員(80人）
客層：20-30才代中心、中年層結構。男女半々。
客入れ：整理番毎呼び出し。開場時30人ほど、20番台まで少数。ベンチ1、椅子4
後方と通路に追加、2階席にも入れ。折り込みチラシ厚め。パンフ A4 3ページ。
歌詞カード1枚。物販。読本の予約。手拭いほか。カーテンコール2回1分。
有名古典を、FUKAIPRODUCE羽衣・糸井幸之介を演出に迎えての音楽劇趣向にて。
舞台。角棒の橋(桟？)形 長短が無造作に積まれ。除くと網目状の床が露わとなり。
お話。大阪天馬の紙屋主人・治兵衛は仕事も半端、遊女小春とも切れたはずが
ずるずるの様子。兄や妻、家族は怒りつ 心配でしょうがない。小春との逃避行、
心中を起こすのではと思われるからだ。
レンジの広い表現趣向で盛りだくさん。日常の現代口語、シビアな場で古典古語、
狭間の愛と死に揺れる心のミュージカルならぬ妙ージカル。出演者達がコーラスを
担当、ソウルフルに歌い、盛り立て。恋の甘さとしがらみの苦さを苦笑するほどに
よく現し。もう一人の主人公・おさんのヒューマニズム、女丈夫また弱さは地に
足がついた言葉と演技でして、痛く切なく沁み。美辞麗句、レトリックで装わない
とこも好感ねこ。役者は役に寄り添って素敵。振れ幅の広く、普段にないキャラ・
演技をする小林タクシーさんが異彩を放ち。
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