＠小倉 北九州芸術劇場小劇場(2016/3/5-7 3ステージ)
http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/index.asp
全自由 1800円 当日2000円 高校生〔的〕チケット1000円
作：別役実 演出：小野寺修二[カンパニー・デラシネラ] 演奏：森ゆに（ピアノ）
照明：芳田寛希＊ 音響：松岡大志郎＊ 演出部：木下智博＊
照明操作：大崩綾＊、大久保望＊、太田勝之 音響操作：塚本浩平＊
演出助手：百田彩乃（だーのだんす）、金子愛里（空中列車）
舞台監督：権藤智海＊ 宣伝美術：トミタユキコ（ｅｃＡＤＨＯＣ）
広報：一田真澄＊ 票券：江本千奈美＊ 制作：村松薫＊、坂田雄平＊
プロデューサー：能祖将夫＊ ＊-北九州芸術劇場スタッフ
主催：（公財）北九州市芸術文化振興財団 共催：北九州市
助成：平成27年度 文化庁劇場・音楽堂等活性化事業 企画・製作：北九州芸術劇場
出演：内山拓央[I’S0]、王下貴司、大迫旭洋[不思議少年]、小笠原萌、
片山敦郎[富む平原]、北川結[モモンガ・コンプレックス/21世紀ゲバゲバ舞踊団]、
五島真澄、崎山莉奈、高野由紀子[演劇関係いすと校舎] 、髙山力造[village80％]、
田崎小春[万能グローブ ガラパゴスダイナモス]、野中香織
2016/3/6(日)晴 2:02-3:34PM(1'31)奥側後方 客席満員(90人)
客層：20-30才代中心、おじさんちらほら。女性過半数。
客入れ：開場時10人ほど。センターステージ、両スタジアム3列。折り込みチラシ
それなり。パンフ A5 4ページ。次回11/12-14 多田淳之介演出。
カーテンコール2回1分。
生演奏の音楽込み以外は演出に縛りなしの企画。カンパニー・デラシネラの
小野寺修二演出、ピアニスト森ゆにと地元メンバーによる今回。
舞台。黒い空間。簡素な机４、丸椅子4。長手方向両サイド壁にアップライトピアノ、
オルガン。吊り物、電球列、電話の受話器。
お話。にわかの街角会議を催す実験。集まった人々の話題はメンバーが落とした
ライターのこと、主催役人のお願いは馬耳東風。井戸端に和むところに暴力を受けた
と訴える女性が現れる。
混迷する模様をテキストによらない種々表現で露わし、技ありイタヅラ心あり。
前半、会議の傍らで、コロスが見えざるダンスや茶々入れ。進まない会議なノイズ
部分を笑いをまぶして表現。ドタバタでバッハ演奏とか皮肉も効き。暗部で動いて
いたコロスはやがて立ち現れ、物語の暗部を具現化。無かったことにする恐ろしさを
一層効果に現し。リーディング形式も逆手、縛れて囚われていく／我に帰り自律する
変化を、テキスト有無に映したり。盛りだくさんの仕掛けとたくらみがいちいち
刺激的で面白く。見たことがないよな、けどとっても別役実な舞台とし。
東京ら他地方でも上演してほしいねこ。
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