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 唐組第63回公演「ジャガーの眼」唐十郎‘85名作選

 @新宿 花園神社特設紅テント(2019/06/01-02,07-09 5ステージ)
 全自由 前売3500円 当日3600円 学生3000円
  @花園神社 5/4,5,10-12
  @鬼子母神 5/18,19,24-26
  @大阪 南天満公園 4/26-28
  @宮城 石巻市中瀬公園 石ノ森萬画館ウラ 6/15-16
  @長野 長野市城山公園 ふれあい広場 6/22-23

 作:唐十郎(1985年初演)演出:久保井研+唐十郎
 劇中歌・作曲:小室等 絵:合田佐和子 宣伝美術:及部克人、海野温子
 舞台美術:岡田悟一 照明:福本雄樹  衣装:藤井由紀 音響:福原由加里
 舞台監督:全原徳和
 出演:
 久保井研:サンダル探偵社 田口
 内野智:扉の探偵 二重の扉
 月船さらら:サラマンダ
 大鶴美仁音:少年ヤスヒロ
 藤森宗:ヤスヒロの父
 藤井由紀:くるみ
 福本雄樹:しんいち
 福原由加里:夏子(しんいちの婚約者)

 岡田悟一:老婦長
 全原徳和:Dr.弁
 加藤野奈:家を出て行く妻
 オバタアキラ:コーラのセールスマン
 重村大介:探偵 一の戸
 山田隼平:扉の腹心 ニの戸
 山本十三:歌を忘れた三の戸
 新美あかね:看護婦 六の戸
 藤尾厚弥:扉の探偵 八の戸
 新木 遥水:看護婦
 栗田千亜希:看護婦
 松田亜実:看護婦

 2019/6/8(土)晴 7:00-9:18PM(35/休13/38/休12/40)最前方上手 客席満員(240?人)
 客層:20才代と中年層。初見の人が結構いる印象。欧米からの方も数人。
 客入れ:テント前に有象無象、賑やかな花園公園。満員の回でゴザの目がみえなく
 なるまで詰めてのお願いあり。折り込みチラシ少々。物販。ポスター1000円
 新グッズ オリジナルクッション500円(折りたたみ式)。カーテンコール1回2分。
 大向こうの声の多さは花園ならでは。

 再演を重ねる1985年作品。
 舞台。四つの扉、通路三方。
 お話。探偵田口は秘書くるみから「ジャガーの眼」を探すことを依頼される。
 それは亡き恋人の肉体の1部であった眼球。移植された男「しんいち」は誰にも
 見えないものが見え、困惑していた。ただ会わなければならないという使命を
 感じていて…。

 哲学を前に、置いてきぼりの悲しみと抑えがたく沸き上がる恋情。モノ、パーツが
 物語る倒錯、加速するロマンティシズムもまた。静と動、詩情と荒くれの素敵。
 久保井研のよりわかりやすい演出+若手こそ輝く俳優達の真っ直ぐな熱演、
 客席の前のめりの気持ち参加で、素直に楽しめる舞台。演劇面白い!と改めて。

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