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 劇団唐ゼミ☆ 第30回特別公演「唐版 風の又三郎」

 @新宿中央公園 水の広場 特設劇場(2020/11/17-22 6ステージ)
 全自由(整理番号付き)前売3600円 当日4000円

 作:唐十郎 演出:中野敦之
 舞台監督・照明:齋藤亮介 舞台美術:鎌田朋子 衣装:林麻子 音響:新木遥水
 劇中歌作曲・編曲:安保由夫、サトウ ユウスケ
 「風の又三郎のテーマ」(バンド版)エレキギター演奏:佐鳥研斗
 チラシ作成:k.徳鎮 題字:上野早紀 制作:椎野裕美子、岡村夏希
 主催:劇団唐ゼミ☆:センターフィールドカンパニー合同会社
 後援:新宿区、歌舞伎町タウン・マネージメント、歌舞伎町商店街振興組合
 出演:
 禿恵  :エリカ(宇都宮のホステス。死んだ恋人高田三郎の手がかりを探す)
 熊野晋也:織部(「風の又三郎」を愛読。宮沢精神病院を飛び出す)

 ちろ(ダブルキャスト新木遥水):老婆
 新木遥水(ダブルキャストちろ):尼
 気田睦:大学生

 竹林佑介:宮沢先生(風向計を売る商人・綾部を見守っている)
 鳳恵弥 :桃子(女学生・ヒロポン中毒)
 林麻子 :梅子(その妹分)
 佐々木あかり:看護婦
 岡村夏希:カップルの女
 
 米澤剛志:教授・元宇都宮少年自衛隊航空分校長(帝国探偵社テイタンに務める)
 丸山正吾:夜の男(宇都宮からエリカを追いかけ続けている)

 重村大介:乱腐(テイタン職員)
 福田周平:淫腐(テイタン職員)
 ヒガシナオキ:珍腐(テイタン職員)
 
 佐々木覚:死の青年・高田三郎(自衛隊基地から練習機を乗り逃げする)
 津内口淑香:死の少年(高田三郎を慕う少年兵)
 小林敏和、小山祥平、宮本悠我:喪服の男、航空兵、自衛隊員

 2020/11/21(土)晴 2:02-5:17PM(60/休11/46/休12/64)中段中央 客席ほぼ満席(80人?)
 客層:3世代まんべんなく、男女半々。
 客入れ:感染対策。植え付け前検温、入場時手指消毒、開場時整列なく呼び出し
 1席空け。桟敷3、ビールラック2、椅子2、ベンチ1,2列。トイレは隣の鳥獣戯画
 アートトイレ使用。 外気温15度も底冷えあり、1幕後の休憩時間にカイロ無料配布あり。
 ブランケット持って行けばよかったねこ。折り込みパンフ B4四つ折。
 グランドファンディング実施、物語舞台「月光町」の住人になれ、テント表の
 町内案内に表記。 カーテンコール1回2分。

 1974初演作。10数年ぶりに観るねこ。
 舞台。黒板中央の教室、探偵社入口など、凝らず最小限。
 お話。宇都宮のホステス・エリカは恋する自衛隊員・高田三郎の死の謎を解明がため
 とある探偵社に男装して忍び込む。一方、熱烈な宮沢賢治読者の青年・織部は、
 精神病院を抜け出し。男装のエリカを見かけ、思わず「風の又三郎さんでは
 ありませんか」と、問いかけたことから始まる物語。

 最強、特濃ロマンティシズムの唐作品、にがぶり四つ。日常顔で語られる非日常
 の洪水のような台詞、生死を越えてなおガチンコの行き交い。とんでも唐世界に
 唖然も陶然。よけいなことはせず、求めて叶わぬ寂寥<未練を純粋、残酷、滑稽に
 若い身体で清々しく描き。唐ゼミ、好きと改めて思うねこ。
 禿恵さん。熱いけど、俗で甘い魅力。声がちょっと心配。胡散臭い男性キャラ揃い、
 中でも丸山さんの堂々としたヤバさが印象。

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