＠駒場東大前駅 こまばアゴラ劇場(2023/03/15-19 7ステージ)
全自由 一般前売3500円 当日3800円 学生前売2500円 当日2800円
＠大坂 ウイングフィールド 3/6-12 9ステージ
作：小原延之 演出：松本祐子[文学座]
舞台監督：伊達真悟 舞台美術：池田ともゆき 照明プラン：池辺茜
照明オペレーター ：上田耕司 音響：大西博樹
チラシイラスト：ミノティカ（土谷稔） 宣伝美術：粟根まこと
映像編集：サカイヒロト（WI’RE） 制作：岡本康子（TRASH2）
主催・企画制作：プロジェクトKUTO-10 助成：芸術文化振興基金・大阪市助成公演
出演：
中道裕子：西今日子（母親。認知症）
奇異保 ：篤志（叔父。神父）
寒川晃[南河内万歳一座]：西秀樹（次男）
趙清香：西美咲（長女）
趙沙良：稲田 菫（次女）
福重友[南河内万歳一座]：西剛（長男。故人）
久保田浩[遊気舎]：桑原（ボランティアの人。秀樹の体操仲間。）
工藤俊作：落合（隣家の住人）
大江雅子：坪内鞠子（考古学者だった父親の教え子）
浅野彰一：稲田俊夫（同上。菫の夫）
2023/03/18(土）雨 2:04-3:57PM(1'52)前方中央 客席7割(35人)
客層：大人中心2世代、女性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。椅子5列。当日パンフ A4 3ページ。全員の集合
写真付き。物販なし。カーテンコール1回。次回は1年後、オイスターズ平塚さん新作。
元そとばこまち・小原延之さん、文学座・松本祐子さんという珍しい組み合わせ。
舞台。昭和住宅の居間。正面奥廊下、下手玄関、上手二階階段の一部。白壁、
襖引き戸から寝室、大きなラグ敷き。下手端にソファとテーブル、3+1人掛け。
上手手前の暖簾から台所。客席側中空に掛け時計。
お話。関西高槻、大きな地震があった日、23年間失踪していた父親が行き倒れていた
のを救助されて…。関西で起きた2つの震災で人生を狂わされた家族の物語。
不在の父親を中心に、寄る辺なき人達の心騒ぐ有り様を描く。ミステリアスな展開
の内に、それぞれの事情と関係が浮かび。理屈では割り切らないことに心寄せ、
厳しくも優しく見つめる眼差しがあり。演出は細部まで丁寧。けど訳ありが多すぎて
静かにしんみりしてる暇はなし。終盤近く、デビットリンチかという意外な絵面を
見せ。辛い現実と演劇の夢かと思い重ねて、泣き笑い。役者達はいいキャラ、
いい声を出してて○。