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データは安藤玉恵 出演回レポートを参照。
出演：
片桐はいり（Wキャスト 安藤玉恵）
2024/02/22(木)小雨 7:30-8:46PM(74)中段上手 客席ほぼ満員(180人)
客層：大人より2世代、女性過半数。
客入れ：感染対策。サーモ検温、手指消毒任意。開場時40人ほど、番号順に整列
誘導し。桟敷席あり、座椅子2列(20席）と背もたれなし1列。階段席最前D列〜。
間近な桟敷に座りたいとこだけど、演出込みで観るなら、引いた席が○。
当日パンフなし。物販。パンフ B6 500円、鉛筆セット300円。
カーテンコール 2回。
安藤さんの回と導線、小道具使い、照明（特にラスト）らみんな違って面白い。
客席にも語りかけ姿勢の安藤さんと、自分の世界(モノ）に深く向かう片桐さん。
茶屋娘と修行僧とふと思ったり。暗い重いではなく、より純粋。他者を演じる時は
色合いを帯びるのが役者らしいとも。聡明な少女が苦境にあって、優しく前向きに
ある姿には安藤さんも片桐さんも同じで、感動をあらたにするねこ。
アフタートーク 8:51-9:14PM(23)
片桐はいり、小山ゆうな 進行：長塚圭史
長塚 13年前に朗読で2回公演。忘れられず、いつかと。思いついたのが一人芝居、
小山さんへアイデアを投げた。
小山 伝説の公演と言われていて。
長塚 今日、これを観て13年前どうやったかを考えて、違うものになっていて、
麻生さんは素晴らしかったけど、朗読であって、言葉に肉体が入ったときに…。
片桐 最も苦手。自分の言葉にない、しかも間違えてくれて書いてある、「しかし」
の後に違うことじゃないことが続いたりとか。翻訳劇をなんで喋らないといけない
のか！？、巧くいかず…（申し訳がない）。
小山 稽古場でも、はいりさんは自分に凄く厳しい。
長塚 感動。アイデア、身体に通す工夫、舞台表現。始まりがいいですよね。
ちょっと顔を出すのが。あの入口がとっても素敵。ずっと見るのは、聞き逃せない
から。
片桐 もっと楽しんで欲しいなと。安藤さんと2人で稽古。それぞれ勝手に言い出して
そんな風に、小山さんのアイデアも。修学旅行で待ち合わせポイントだけ決めて、
あとは自由みたいな。安藤さんは全然違う出方をして。人がいるだけ違うやり方が
あるんだろうと思う。
小山 自分は客に語る認識と思っていたが、はいりさんはその選択でない方がいい。
対象を人形とかカセットとかミニマルにして、その連続。
長岡 あれ、カセットってそんなシーンあったっけ！？と。
片桐 ラジオドラマでト書きがないのでフリーで。誰に喋っているのか問題。
安藤さんはストレートに、私は違うことをやろうと。
長塚 （英国で上演した）キャサリン・ハンターが凄いとか聞いてるけど、どんな
舞台だったかわからない。カセットテープは残る、しかも隠す。
小山 お父さんの荷物に隠すのが…。
長塚 はいりさんと昔一緒にやったとき、人は嫌でモノをやりたいとか、言ってた
から、どうなるんだろうと。でも、言葉がハッキリ聞こえてきた。
片桐 体の事情があって人とできないので、１人芝居ならと。動けない自分にできる
のは台詞だけ。初日、「台詞の神様」が寝息を立てて、客席のあちこちから。
聞こえない、ちゃんと喋れよと言われてると思って、ちゃんとやろうと。
長塚 ７歳の１人の少女の中にどれだけ詰まっているんだと。はいりさんの身体の
中にそれが入っているのがわかって。どんどんいけと思いながら。
小山 (自分も）色んなことがあって、火花を見つけないとと思うけど。
この時代(今現在）に辛いなと。
長塚 価値のない命なんてない。悲しい話だけど違いますよね。
小山 少女のピュアな眼差しが観ているものの深さが。はいりさんのピュアさが
ぴったりで、今日も感動した。
長塚 見終わって(トークで）何を話せばいいのかと思って。
片桐 今日つくった回はこういう回。(観客の）皆さんが共演者ですので。安藤さんの
回は違うところにスポットライトが当たってると思う。
小山 客席と一緒につくる芝居。芝居って面白いと共有する空気で思う。
長塚 （桟敷がある）客席のつくりもいいよね（お尻痛くないですか？＞大丈夫！と
やりとり）
片桐 眠くなる人もいる、それは無意識にそうなっていると思う…。
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