＠下北沢 本多劇場(2024/05/24-06/02 14ステージ)
全指定 S席（最前列ブロック、中央ブロック）6000円 A席（前方ブロック、
サイドブロック、後方ブロック）5500円 U-23 2800円 高校生以下1800円
Z席4600円
作・演出：中屋敷法仁 振付：大森瑶子 照明：松本大介 音響：山本能久
舞台監督：赤坂有紀子 宣伝美術：山下浩介 宣伝写真：神ノ川智早
衣裳デザイン：西本朋子 ヘアメイクデザイン：門永あかね
映像収録・編集：竹崎博人 WEB：佐々木一美 票券：田村美紀
制作：山田紗綾 制作協力：SCARLET LABEL 企画：柿喰う客
主催：ゴーチ・ブラザーズ
出演：
玉置玲央 ：継美ツクシ（株式会社へるりーち 総務部 広報戦略室 室長）
中屋敷法仁：穂咲ヒビキ（総務部 広報戦略室 室長）
七味まゆ味：梅板シヅカ（総務部 部長）
村松洸希 ：佐江鶴イツモ（人事部 労務課 課長）
永田紗茅 ：曽根見ネタミ（総務部 総務課）
長尾友里花：粋通オコ（総務部 総務課）
沖育美 ：絵知サカリ（総務部 総務課）
齋藤明里 ：無作堀カツエ（総務部 総務課）
原田理央 ：樽井マノビ（総務部 総務課）
今井由希 ：小郡タカネ（総務部 総務課）
淺場万矢 ：星軽ミナ（総務部 総務課）
2024/06/01（土）夏日 6:04-7:48PM（1'44）最前方上手 客席ほぼ満員（340人）
客層：20-30才代を中心に女性過半数。
客入れ：感染対策 手指消毒任意。ロビーに物語の会社社訓、従業員名札を掲示。
通常客席。当日パンフ A4 配役表。チラシ束なし。物販。パンフ A5 1800円、
ポーチ、ステッカー。終演後は玉置さんらも立ち。いつも通りカーテンコールなし。
舞台。素の舞台、照明剥き出し。事務机と椅子1。
お話。人材派遣会社、公明正大がモットー、3K仕事も包み隠さず明かして派遣。
痴漢嫌疑の停職が解けた営業マン、復職は実態のない別ポスト、そして総務部は
組合を上げて労働争議のまっ最中。その別ポストには所在なさげな男がもう1人。
彼はやがて労働争議に大きな影響を与えることになるのだが。
玉置さんのノンバーバルパフォーマンスが最大の見もの。もとより身体能力に秀でた
彼だけど、文字通りの言葉越えで物語を立体化した感。労働争議の裏と表、ブラック
企業の闇に「蟹工船」を重ね、革命の理念と実像、革命家の悲哀に到り。「飛龍伝」
彷彿の、革命家は子供を作らないからのその先にはうむむ。ポップなリズムでエグく
て、毒をまぶしたらしい展開がらしく楽しめ。テクノらでのダンスシーンが多いのも
楽しい。中屋敷さん、冒頭、声大丈夫？だったけど、走りきり。七味さん、キレの
良い動きと小気味良い台詞回しはさすが。
アフタートーク 7:52-8:04PM（12）玉置玲央 中屋敷法仁
中屋敷 身体、ぶっ壊れそう。
玉置 今日は限界までやってみようと。
中屋敷 玉置は台本の全てを受け止めて、「演劇」にする。最初のころの稽古に
戻った感じ、出演者との受取方、応え方が変わってきた。
玉置 稽古では台詞を(役者に）「当てて」試して、この形に。
中屋敷 サボれない。柿は喋ってる人がメインだったけど、そうではなく。
玉置 台詞のない役を捌けないでやる。聞いて広めて〜従来の柿のリフレインに
身体を乗っけることができる。もっと乗れるかなと。
中屋敷 今回のアフタートークではボツになった玉置の台詞を読んでみようと。
テキスト（800字）を渡すけど、読んでみて止めてもいい。成仏させたい。
玉置 初見でキチンと読み（演じ）通す。
中屋敷 内容が決定的、決めつけちゃうからボツでいい。成仏できた。
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