珍しいキノコ舞踊団「もうお陽さまなんかでなくてもかまわない。」
＠横浜・テアトルフォンテ (1/27,28 2ステージ） 前売2500当日2800
演出・構成・振付：伊藤千枝 小山洋子 山下三味子
出演：井出雅子、樋田佳美、飯田佳代子、佐藤昌代、山田郷美、伊藤千枝、
山下三味子
1996/1/28(日)3:00-4:25PM（休憩10）晴 １Ｆ２列め（Ｆ席）から
客席９割（350人、1F（A-D列撤去）ほぼ満員）
会場。渋谷から80分。はるかに東横、相鉄線。小春日。うとうと。平らか町並み
・地平に山並み。な郊外駅ビル２Ｆ、隣接ホール。初見。小ギャラリー併合。
入り口脇には、図書閲覧室。ビデオモニタ、ＰＣ鎮座。本は演劇関係多し。ミス
テリもござった。柱だけで仕切られたオープンスペース。高い天井エントランス
のびのび気持ちよし。ホールは、黒とグレー基調。おしゃれ。馬蹄形３Ｆまで客
席にしたがえ、グローブ座な面持ち。舞台広し、間口もあり。客席はA-D席まで
撤去。客席に広々感。最前列は気持ちよかろうて。もちとスロープ、高低差欲し
かったねこ。
再演。３年前、池袋で一回きりの幻公演。だったらしい。ねこ、初見。
前回のポップでキュートな色彩舞台から、慎みを感じる黒の世界に。衣装も黒の
ワンピ。でも押さえ切れないおしゃま心。のように、ちらりインナーはパステル
前半。冒頭あややでキャチ。チャイコ白鳥（だっけ）序曲：鳴り物入り幕開け。
奥、巨大白幕。下１ｍから足だけ覗く踊る子や寝転ぶ二人。舞台中央打ち伏せ子
「繰り返し言いなさい」と下手スライド。暗転してスライド光の中、ダンス。
手を回し、体屈伸、床に倒れ、走り。とかコンテンポラリ？ダンスなパターン。
なんかクール。とか思った後。「別れの曲」に。後ろ向き横に並ぶ。一人ずつ、
横にあげた手を繋いだり、離れちゃったり。お友達パフォーマンス。キノコらし
い。およその曲は、ハープシコード＋弦で中世楽曲。静かミッション学院、
お嬢雰囲気。なのに前述の動きの中、いつものおとぼけポーズ。面白いからや
っちゃうみたいなセンス○。なまんだぶ。お尻ぽこぽこ。がにまたどすこい
とか（表現しどいけど、実際はかわいい）
愛らしい茶目っ気。こんな彼女たちが好き。前回もでてた、とりわけしなやか
な動き、スタイル○な子。すっとしてきれいな子。（名？）に目がゆくねこ。
嬉しさ×２。ダンスを見せていただく、凄さに感嘆する、じゃない。共感でき
る感じ○な、かわいい女の子達。安心安心。
休憩。５分前に二人。あやあや手をじゃれ合って、ばいばいポーズ。かわい。
後半。天井から白雲いくつかワイヤ吊り。Ｏ･コールマンsaxのダークなアフロビ
ート＋仏語ラジオ放送。思い思いにしてた子達が統制され、倒れていく。植民地
支配と戦争示唆か。やがて曲、Ａ･リンゼイvoの甘くダルなボサノヴァ。花冠を
擁く者に導かれる子達。やがて体の異変に気づき、倒れていく。陽気なカントリ
ーソング。雲が上下、ふらり天国世界。無表情にガチョウダンス。黒い諧謔。
おりしもこの日、仏の第六回南太平洋・核実験。巨大な力に対じする、小さな
日本の女の子達。なんか泣けてきちゃったねこ。
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