マントルプリンシアター「デビルマン」
＠下北沢 ザ・スズナリ （1996/6/5-12 10ステージ） 前売2500当日2800
原作：永井豪 脚本・演出：じんのひろあき
1996/6/7(金)7:40-9:20PM 晴 中段から 客席7割(100人 椅子はほぼ満員）
お話。悪魔刈りに追われた人々は、デビルマン：不動の家に篭城。周囲には
暴漢達。状況を把握できない者。彼らを鼓舞しようとする不動の仲間。
とまどいと決意のリアルタイム１時間40分。原作を群集劇化、美樹が極限状態
で精神を病むなど、変えてあるよう（うら覚え）。あと、本筋関係ないけど、アップ
ライトピアノ持ち込んでて、ちと驚いたねこ。
戦いを前にうだうだ迷う人。姿がリアル。生死の決意なんて多分できないもの。
なんというか、正直なドラマに好感。青春ものぽい運びがある脇で、人殺しの
算段したり。普通なのに異常なのも面白い。外の暴漢と中の人は表裏一体
だよね。デビルマン自体、外の世界を直接描かずとも、見事にデビルマンの
ラスト世界になってて◎。
人物は有象無象でほとんど名前がしれない。どうしてと思ったら仕掛け？あり。
ラスト、美樹が名：自分を失う。少女の哀れさに皆決起、名を得る。美樹の心
の分身なのかしら。いずれにせよ、ドラマしてて巧み。恥ずかしいけど、ちと
高揚ねこ。
役者。美樹役、川田さんが可憐で○。ラストが活きてグー。桂役、渡部さん
の張りある声が好き。
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