ＰＡＲＣＯプロデュース「巌流島」
＠渋谷・ＰＡＲＣＯ劇場 (1996/10/15-11/4 25ステージ） S7000,A5000
作：三谷幸喜 演出：山田和也
出演：役所広司、鈴木京香、益岡徹、宮地雅子、小野武彦、小林隆
1996/10/30(水)晴 7:00-9:15PM 後方から 客席９割？(ビデオ録り日 420人）
客層：老若男女。でも、おやじおばばが多いか。
当日券：開演１時間前発売。１時間前２０強、発売時で４０人くらい列。
ビデオ(NHK)撮影あるので通路席なし。おかげで３０枚リミットくらい
か。これから並んでも、だめですと言われる人達。勤め人が会社はねて
から、当日券で観られるのはいつの日か。でも、後方に空席多数な今日
カメラ用に空けたのかしら。にしても、なんか釈然としないものあり。
台本遅れで役者降板など、芝居以前の話題があった、三谷幸喜の新作。
お話。宮本武蔵（役所）と佐々木小次郎（益岡）の決闘直前。なんとか武蔵をそ
の気にさせようという、小次郎の前につぎつぎ立ちふさがる障害。二人の駆け引
きの行方や如何？。
楽しい。ケタケタ笑うねこ。で、それだけってのが◎。スーダラ武蔵とくそまじ
め小次郎。取り合わせの妙、○。旅籠亭主の怪しさもグー。このキャラ一番好き
間に入る武蔵女房（鈴木）の決闘なんかどうでもいいのよなキャラは、混乱誘っ
て○。
前半は会社イベントみたい。気くばり小次郎が、ストレスで胃を痛めたり、とほ
ほで身がつまされる。後半はスラップスティックな、つうか悪のり展開。ああ来
ますかな、意外さあり。駆け抜ける感じがあって、気持ちいい。
セットの生かしかた、？。屋根上部屋なのに、設定あまり使ってない。下手の使
わない部屋も気になったりして。
ちゃんと、ほろり本心な場面もあり。全体観ると長い感じ。武蔵女房の前夫エピ
ソードとか、前半とか、短くてもいい気がする。眠くなったとこあり、ねこ。
役者。益岡さん。好演。堅物が翻弄される面白さが○。この味は彼ならでわ。役
所さん。おとっこぽーい。可愛いとこもあり。鈴木京香。美人。ちゃんと笑いに
絡まって巧い。新発見、他の芝居にもでてほしい。
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