＠大塚 ジェルスホール(2001/4/6-8 5ステージ）
全自由 前売り1800円 当日2000円
作・演出：本谷有希子 舞台監督：田口正和［コペルナ狂騒組曲］
照明：吉村俊弘 音響：秋山多恵子 舞台美術：坂元大地
音楽：山田修路、林敬男［Talking Note] 宣伝美術：斎藤拓
衣装・小道具：斎藤藍子 映像：仲井陽［ケシュ ハモニウム］ 岡本論
演出助手：萩尾麻由 制作：宮本真奈
出演：
鳥海愛子：世野シオミ（不幸を背負う暗い少女）
弁田勤 ：世野コメイチ（その父）
倉澤愛 ：世野ネリコ（その姉）
種田茜 ：内野マルエ（妊婦）
井苅智幸：駒井オキオ（世野に寄生する姉弟・姉）
増村友見［ケシュ ハモニウム］：駒井ノブコ（その弟、病弱）
坂元大地［マスターズ］：チタザワ（世野家の火事で全焼した隣家亭主）
宮崎陽介［コンテ・ポンテ・ラボラトリー］：ミツコシ（オカマの看護婦）
有坂大志（裸蟲社）：強面の男
南加絵 ：八咲アンナ
本谷有希子：レポーター
2001/4/8（日）晴れ 6:15-8:05PM(1'50) 後方より 客席超満員(120?人)
客層：20才代男女中心に父兄？なおじさん若干。
客入れ：当日券。開演10分前までキャンセル待ち。誘導きちんとあり。荷物預かり
なし。ベンチ椅子＋パイプ椅子で桟敷はなし。結局立ち見もでる盛況。
折込パンフ。挨拶、キャスト、ほんと？な予定掲載。物販なし。客入れ時に
本編に繋がる短編映画投影。
松尾スズキ・ゼミ出身、「ふくすけ」などにも出演していた、本谷有希子主宰
劇団。初見ねこ。
舞台。横断黒幕の前で往来芝居あり。あけると、病院待合室。上手に診療室ドア
中央ソファ、後ろに「全力でチタザワ一家をサポートする」と書かれ、手形を
押した大判色紙。なんかトロフィーとかあり。正面中央、一段上がったところが
入口。
お話。子供の頃起こした火事で隣家を全焼させてしまった世野シオミ。世野家は
全力で隣家復興がため、身を粉にして働き。シオミは「過去の責任をとる女」を
自覚して、うなだれる日々。嫌味な隣家亭主は執拗に償いを要求。居候を住まわ
せ、結婚させることで孫子の代まで確実保証を狙っていた。逃げた女房の遺産が
入って形勢逆転したり、まただめになったりしながら、不幸のずんどこをぐねぐね
する世野シオミ。なんかだめだけど、ポジティブ？と思いながら。
家庭内不幸手工業。ちょっと粘りこくおやじ風味、破天荒さは控えめに暗黒面。
突拍子もない変な台詞もありきたりで、東京のお客には食傷気味。ときどき
あたりまえ顔で外すのがおもしろいねこ。いくつかの人物の不幸が絡まって留まり
を繰り返し、山場がありそうで？な構成。だれて、ちょっと睡魔ねこ。短めに
まとめてもらえると助かり。
役者。倉澤愛。ムーディ。手堅い。坂元大地。某総裁を彷彿、濃いキャラ○。
［月間一覧］