＠三軒茶屋 シアタートラム(2007/6/7-17 14ステージ)
http://setagaya-pt.jp/
全指定 前売5500円 当日5800円
＠富山 射水市新湊中央文化会館 6/20
＠福井 坂井市みくに文化未来館 6/21
＠大阪 松下ＩＭＰホール 6/23 2ステージ
＠新潟 新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ 6/26
＠東京 江東区亀戸文化センターカメリアホール 6/27
作・演出：倉持裕
舞台監督：橋本加奈子[SING KEN KEN] 照明：清水利恭[日高照明] 音響：高塩顕
舞台美術：中根聡子 衣装：松本夏記[ミシンロックス] 演出助手：相田剛志
振付：依田朋子 宣伝美術：坂村健次 宣伝写真：江隅麗志
宣伝ヘアメイク：大和田一美、池上タミ子 宣伝スタイリスト：田中美和子
制作：大矢根亜由美、土井さや佳 企画：ペンギンプルペイルパイルズ
提携：世田谷パブリックシアター 助成：日本芸術文化振興基金・舞台芸術振興事業
主催・製作：㈱森崎事務所M＆Oplays
出演：
小林高鹿 ：青井あゆむ（懸賞マニア）
水野美紀 ：青井紫（ゆかり あゆむの妻)
長谷川朝晴：緑川黒雄（隣人）
小島聖 ：緑川緑
内田 慈 ：佐藤ひろみ
近藤智行 ：佐藤ただし
玉置孝匡 ：白根赤田（紫の兄）
ぼくもとさきこ：イェロー（自治体サービス）
吉川純広 ：灰島（佐藤家従業員）
2007/6/9(土)曇 7:05-8:58PM（1'51) 中段中央 客席満員(240人)
客層：20-30歳代中心に幅広く、女性7割。
客入れ：当日券多分あり、後方に補助椅子あり。A列撤去 ひな壇に11列。中央より
が見やすいかも。折込チラシ厚め。折込パンフなし。物販。パンフ(A6 1000円)
ダンボールのハードカバー体裁。作品注解、挨拶、役者のプロフィールとアンケート
、初演データ、SAKEROCKとの対談収録。次回公演。10/17-28 「ゆらめき(仮)」
＠吉祥寺シアター 上演台本？円。カーテンコール2回2分。
岸田國士戯曲賞作品、自身演出にて再演。
舞台。互い違いに傾いた額縁舞台が、前後に4重に重なり。不安定感を醸すシュール
装置。中程の水平床が主舞台、緑の机、赤い椅子や窓壁を脇から持ち込み式。中央
最奧にゆがんだドアと窓が絵のようにあり。
お話。書かなくてもいいこと、他人になりすましてまで懸賞に応募する、屈託した
男。その妻はよだれが止まらず、義理の兄は無職なのにぱりっとしていると奇妙。
無職兄に奇天烈な仕事を持ちかけてきた美女あり。自分を訪ねた人間に知らないと
答えよ、自身も私のことを知るべからずと条件付き。戸惑いながら好奇心をかき
立てられる無職兄。
美女は意地悪、自己顕示欲の固まり、でも存在について不安を抱いて矛盾もんもん
美女は懸賞マニアの隣家に住み、不倫相手な同居人の男は彼女をひた隠し。戸外、
隣家の得体の知れない沼とか気になってしょうがない。
懸賞マニアは町の職員、仕事は居住区らに変化がないことの航空確認。とある日、
無断で増築をした家を発見、とぼける夫婦はさておき、増築部屋にすむものの不在
に不信感を抱きはじめる。やがて、変なカップル達の日常は交錯しはじめ、不在の
男の姿が明らかになっていく。
わかりやすく訳がわからないという、妄想の面白さ。当たり前のことが悪夢のよう
に崩れ混乱。面倒臭い登場人物と世界、完成しないパズルな有様がみたまんまに
面白いねこ。終盤につれ、逆回しにパズルピースがはまり、ループを一周したよに
構成され、なんか小憎らしい(ほめ言葉)。エピソード、登場人物と人形らものの
重層と歪みっぷりがとっても演劇。意外と最近みない構造で珍しくもあり。奇妙に
しながら、しれっと流してしまう一連、一様の淡泊さがちともの足らず、うーん。
役者。小島聖。彫刻顔、惜しげもなく美脚露出し、悪びれない勝手ぶり。漫画みた
いな威風堂々としたわがままぶり○。
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