＠吉祥寺 吉祥寺シアター(2008/7/10-13 5ステージ)
http://www.musashino-culture.or.jp/k_theatre/
全自由 前売4000円 当日4500円 学生3500円
子供料金 1500円（7月12日（土）昼公演のみ）
原作：ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」 振付・演出：じゅんじゅん
照明プラン：磯野眞也（アイズ） 音響：牛川紀政 映像：Shinya-b
衣装：斎藤えみ 舞台監督：松下清水＋鴉屋 アシスタント：黒田高秋、王城そのみ
宣伝美術：三沢哲夫 宣伝写真：神戸健太郎 プロデュース：菊丸喜美子
制作：CAN,inc. 主催：じゅんじゅんSCIENCE、財団法人武蔵野文化事業団
出演：
伊藤キム、たかぎまゆ、森川弘和、じゅんじゅん
2008/7/10(木)曇 7:35-8:39PM(1'03)中段中央 客席ほぼ満員(170人)
客層：学生からじじばばまで、大人よりに幅広く。女性過半数。
客入れ：当日券あり。Ａ列撤去。後方席はまったりと埋まり、バルコニー席は空席。
折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。あいさつ、プロフィール、
スタッフ。7月Monochrome Circusとのジョイント＠こまばアゴラ劇場。物販なし。
カーテンコール2回1分。
ソロ活動中の「水と油」・じゅんじゅん主宰公演第二弾。ピンでも濃いダンサー3人
とのコラボレーション。
舞台。黒の素舞台に真っ赤な椅子２。シャッターを下ろした正面は全面スクリーンと
して使用。
構成。もんもんと奔放なアリス(たかぎ）を想うが、空振り男（じゅんじゅん）。
ウサギ（キム）を追うアリスを追う男。1人になり、心の分身？（森川）とミラーな
動き（完璧な対称ユニゾン）で2人で1人語り。人間浄瑠璃に3(4）人が操り、操られ
逆転の構図。アリスは巨大化（ミニチュアの椅子、指で人間、横たわるたかぎをスク
リーン投影。また、スクリーン前にリアルサイズの椅子）逆にみれば小人化。
ウサギは（映像をパフォーマに重ねて）幽体離脱、妄想かリアルか混乱しながら、
追いかけっこ。2×2、4人が入り乱れるフォーメイション。木偶人形となり、男の
ミラー以外は3人は復帰して自発。「アリス」原作のラスト同じく、夢を見てる人を
夢みる構図の子供ナレーション。4人の追いかけフォーメイション。空振り男はまた
1人。アリスを想い、デュオダンスを1人踊る。
時間と重力を操るよな、身体と映像表現あれこれ。トリッキーで面白く、ちと陶酔
しながらみるねこ。コケティッシュなたかぎアリス、自由なキム、ストイックな
じゅんじゅん、そして彼とシンクロする森川 と身体個性は（4人だけど）三者三様
物語めくダンスシーンでの絡みに発揮されて面白いねこ。
組みつほぐれずの動き続ける「水と油」なフォーメイションが随所に。時間と重力が
操られ、瞬停する間がしばし、ほよーんと浮世離れにみるねこ。じゅんじゅんさんの
ミラーとして森川さん起用。2人のシンクロ率がとても高く、これまた夢みるような
心持ちになるねこ。幽体離脱、どっちがリアルかわかんなくなる映像ネタが愉快、
ブラシアップして次回も希望。
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