チケットはいつもの切手サイズ。
＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2011/10/14-24 17ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
予約2500円 当日券2700円
作・演出 藤田貴大 舞台監督：森山香緒梨、加藤唯 照明：吉成陽子、山岡莱友子
[青年団] 音響：角田里枝 美術協力:綱川浩伸 演出助手：吉田彩乃、佐藤蕗子
宣伝美術：本橋若子 パンフレット製作：青柳いづみ 制作：林香菜
企画制作：マームとジプシー／（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催：（有）アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
出演：
尾野島慎太朗：かえで(妹けいを探す)
成田亜佑美 ：りんこ(けい友）
吉田聡子 ：そのこ(りんこの家を訪ねる)
召田実子 ：もも（けいと部活 じりじり片思い中）
伊野香織 ：こずえ（眠れない けいの部活先輩）
荻原綾 ：さくらこ（けいと部活同期）
斎藤章子 ：まみこ（けいと部活同期）
高山玲子 ：たんぽぽ（けいと部活同期 だいきと出逢う）
波佐谷聡 ：だいき（バカ男子）
萬洲通擴 ：みのる(ひさ子同級 バカ男子）
大島怜也[PLUSTIC PLASTICS]：よしみ（映画館の息子 写真を撮る）
大石将弘[ままごと]：たかお（町外れに住む だいき先輩）
高橋ゆうこ[toi]：じゅり（たかお妻）
川崎ゆり子 ：いくこ（たかお妹）
坂口真由美 ：ひさこ(高校教師）
2011/10/14（金）曇｜雨 7:05-9:06PM（2'00）前方中央 客席超満員（60人）
客層：20-30歳代中心、男性は過半数かな。
客入れ：支援会員から整列誘導。開場時20人強。正面桟敷1、椅子4列。サイドに2列
桟敷と椅子8席づつ。正面中央よりが見やすいと思うねこ。折り込みチラシそれなり
ビニール袋入り。パンフ 手作りの刺繍入り布表紙つきハガキサイズ。挨拶、配役、
スタッフ、予定。次回公演来年3月下旬 梶井基次郎「檸檬」ほか原案作品＠京都。
物販。トートバック1500円、缶バッチ300円。
カーテンコール1回 さくっと舞台客席とも無言でおしまい。
注目度うなぎ登りのカンパニー、予約は早々に満席。追加席がでて受付再開した模様。
舞台。クラフト感ある素地つかい。中央に黒くステージ床。上手よりに斜に置かれた
カーペットが外側。奥側上手下手にサブステージ。ベニヤの素地造りにボックス組立
の収納と木製椅子。飾りは小さなトルソー、扇風機、住宅模型。
お話。3年前の真夜中を最後に失踪した女性・けい。痕跡を探す兄と友人知人ら、
さよならも交わさず取り残された人達、心の夜を舞台にした群像劇。
止まった時、悔恨の念、叶わぬ思いを明けない夜な感覚で追い求める。発話と負荷が
かかる振りをフォーメーションらを変えながら繰り返す独特手法。今回はノンストップで
行き渡り、ほとんどというかまったくダンス作品。リズムと高まるグルーブ 変調転調を
いれた変化のある構成は音楽的。水玉明かりでコマ撮りのように歩行する場面とか、
面白いねこ。模型使いでの俯瞰視点はワイルダーですか。不在の中心・けいを象徴的に
置いたのはどきり。今回出演者を増やしてのセッションとソロで彩りを増して、見物。
とってもストレスフルなパフォーマンス。限界の先を求められた俳優達の切実な身体
に、むきだしの、リアルな今が宿るさまは感動的。もう凄惨、時に馬鹿馬鹿しいと
思うときもあり。2時間と長丁場なので飽きさせない工夫、緩急つけはあるけど、
もっと短くてもよかったとも思うねこ。
チケットはいつもの切手サイズ。
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