＠三鷹 三鷹市芸術文化センター星のホール(2012/9/7-17 13ステージ)
http://mitaka.jpn.org/geibun/star.shtm
全自由 一般予約2500円 当日3000円 高校生以下予約当日券共1000円
＠北九州 北九州芸術劇場小劇場 9/28-30 4ステージ
作・演出：藤田貴大 舞台監督：森山香緒梨 照明：吉成陽子、富山貴之
照明オペレーター;山岡菜友子(青年団) 音響：角田里枝
舞台美術;細川浩伸(急な坂アトリエ) 宣伝美術：本橋若子
当日パンフレット：青柳いづみ 制作：森元隆樹、森川健太、
林香莱{マームとジプシー] 助成：公益財団法人セゾン文化財団
特別協力：急な坂スタジオ 主催：公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団
2012/9/8(土)晴 2:04-3:52PM(1'48)中央前方 客席満席(110人)
客層：20才代最多、学生が多そうな感じで幅広く。著名な演劇評論の方も。
客入れ：整理番号順に呼び出し。フリースペースの中央を囲むように5ブロック。
道路舞台の正面5段、ほかは2段3段。映像の重なりもあるし、正面が無難。
折り込みチラシ極厚、袋入り、鉛筆付き。パンフ ミニ便せんいり。挨拶とクレジット
予定。来年1月「あ、ストレンジャー」＠吉祥寺シアター 8月今日マチ子原作
「cocoon」舞台化。物販。新グッズなし。 カーテンコール1回。
連続ギャラリー公演後、久々の劇場公演。
舞台。ベニア素地の道路、奥で垂直に立ち上がり。今回は左右にも伸びて十字路。
奥に家の枠組み、手前ちゃぶ台にTV、ラジカセ、ポットら家財道具。椅子点在。
お話。築100年の実家、祖母1人住まいが区画整理のため、取り壊される。兄妹達と
取りまく人々の三日間。もう戻らないと離れたはずだったのに、喪失感と取り
残されたような哀しみが広がって…。
点から線、面と拡張する会話、モザイクが晴れるように見える真情。台詞の繰り返し
とダンスめくダイナミックな演技で構成展開。狭い会場でも記憶と感情の距離感を
巧みに描く彼らだけど、空間が広い今回はよりレンジ広く効果的にみせ。家装置の
解体や、記憶のスモークとか、自転車の往来もならでは。繰り返すごとに葛藤を
刻み、振幅を拡げ観客の心、家を巡る原体験な記憶と感情に届け。その確かさは
会場の大小に寄らずかっちり。小さき人間の心理へ焦点をあわせ、集約してみせる
ラストは見事、しみじみ沁みるねこ。
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