＠下北沢 本多劇場(2013/8/29-9/16 22ステージ)
http://www.honda-geki.com/honda.html
全指定 前売り当日共6500円
＠大阪 シアター・ドラマシティ 9/21 2ステージ
＠名古屋 名鉄ホール 9/23 1ステージ
＠山口 山口市民会館 大ホール 9/27 1ステージ
＠福岡 そぴあしんぐう 大ホール 9/28 1ステージ
作・演出：松尾スズキ 美術：中根聡子 照明：佐藤啓 音響：藤田赤目
舞台監督：齋藤英明（バックステージ）、幸光順平（ダイ・レクト）
衣裳：戸田京子 ヘアメイク：大和田一美 映像：上田大樹 演出助手：大堀光威
宣伝：宇津宮明美（る・ひまわり） 宣伝美術：雨堤千砂子 宣伝写真：江隈麗志
宣伝衣裳：兼子潤子 宣伝ヘアメイク：大和田一美 HPデザイン：stack pictures
制作＆プロデューサー：大矢亜由美 協力：大人計画、アミューズ、ノックアウト
主催・製作：（株）森崎事務所M＆Oplays
出演： 初演 再演 今回 ファーザーズＰ 森崎事務所 ← スズキビリーバーズ 1997/8/19-28 2001/6/22-7/3 2013/8/29-9/16 15ステージ 16ステージ 22ステージ THEATER/TOPS 本多劇場 ← 指定3500円 4700円 6500円 2時間 2時間10分 ← タケヒコ ：松尾スズキ 宮藤官九郎 三宅弘城［大人計画/ナイロン100℃］ ハチマン ：池田成志 大浦龍宇一 賀来賢人 ナミエ ：池津祥子 小島聖 平岩 紙［大人計画］ タケヒコの母：広岡由里子 ← ← キメ/ホキ（下女）：広岡由里子 ← ←
2013/09/04(水)曇 7:06-9:18PM(2'10)前方中央 客席ほぼ満員(360人)
客層：20-30才代と中年層、女性7割。
客入れ：補助椅子なし。折り込みチラシ厚め。パンフ A4 1枚。
物販。パンフ A5 28ページ 800円。初演再演出演者インタビュー収録。
カーテンコール 2回2分。
97年初演作、再演から12年目の再演。京都の母を広岡由里子 続投。
舞台。斜に2階建て住宅。広くベランダ。部屋内は伺えず。手前に裏庭。手前に
ガーデンテーブル。下手壁に花の鉢棚。下手奥、壁角に風見鶏がある塔の上部。
ピリ辛テキストを2F壁に投影、今回はマッピング映像も併用。でも松尾テキストの
強度に勝てない印象(勝ち負けじゃないけど）。
お話。売れない漫才コンビ タケヒコ・ハチマンにもレギュラー番組の好機到来。
そんな折り、母と二人暮らしのタケヒコの元婚約者ナミエがやってくる。彼女は
母子、友人相棒との血と友情の関係に揺さぶりをかけ。ファムファタールの登場、
不幸な事故 もうただではすまされない。
もうどうにも堪らない、90年代松尾スズキの濃厚な因業悲喜劇。とっても意地悪で
胸苦しくなるような愛憎の混交、その哀しさと、傑作と再会した喜びのダブルバインド。
痛いけど快感ねこ。それぞれの事情と欲望が交錯、嘘の取り繕いに終始。そこらで
松尾ぶしが全開、ギャグめく会話、諸言動の面白いこと。お土産をお持ち帰りしたい
ほど、満足たいねこ。劇中歌はそのまんま、あの井上の歌も愉快歌詞再び。
役者。初演というか、乾電池デビュー時から変わらない、驚異のおばさんキャラ・
広岡由里子様。すっとこどっこいも無気味なキャラながら、暖簾に腕押しと受け流す
演技が凄し。ミュージカルシーンでは年齢無視の演劇トライアスロンをこなし。
理性的なのについついバカ、常識あるのに踏み外す、不安定ぶりから
目が放せない平岩 紙嬢。好青年、しばしばバカ哀しくて守ってあげたくなる、
賀来賢人君。健康な身体に邪心が宿る、役者としての己との闘いぶりが見ものな、
三宅弘城さん。
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