＠下北沢 ザ・スズナリ(2013/12/12-22 14ステージ)
http://www.honda-geki.com/suzunari.html
全指定3000円
作・演出：蓬莱竜太 美術:伊達一成 照明:沖野隆一 音響:今西工 衣装:坂東智代
舞台監督:原田恵子 写真:YoshizoOkamoto Web制作:中條努 宣伝美術:金子裕美
プロダクションスタッフ:桜井かおる 滝沢めぐみ 票券:後藤まどか 制作:岡島哲也
助成:芸術文化振興基金助成事業 主催:モダンスイマーズ
出演：
坂田麻衣 ：高井七海(17)消えた女子高生
松本まりか：君塚咲(27)七海の姉 両親のいない家を支える
高田聖子 ：謎のユウコおばさん(46)七海の叔母 白い蛇を飼っている
津村知与支：君塚幹男(33)咲の夫
西井幸人 ：土田翔(17)七海の彼氏 新恋人出現?
西條義将 ：丸山正也(39)七海の担任 頻繁に七海宅を訪問
A 古山憲太郎(〜17S B 小椋毅)：古賀幸宏(35)ルポライター
A 小椋毅(〜17S B 古山憲太郎) ：セイタにいちゃん(37)七海の叔父 七海を救いに登場?
宮崎敏行 ：叫ぷ男(?)二本松の男
2013/12/19(木)雨 7:39-9:20PM(1'40)中段中央 客席超満員(140人)
客層：20-30才代中心に幅広く。男女半々。
客入れ：12/17S以降 Aバージョンのみとすること、本意でないもの(B)を上演した
ことの「お詫び」掲示と折り込み。ベンチ2、ひな壇に椅子10列。中央通路を設けず
ぎっしりすし詰め。折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。HPにも掲載の
相関図配役。顔写真が親切。物販なし。 カーテンコール1回。
舞台。白い布壁三方。正面中央縦に光の帯。J.タレル美術連想。公民館会議室然、
壁ぎわに椅子並べ、。
お話。災禍後福島県内の親戚に身を寄せている女子生徒とその姉夫婦。1年が過ぎた
ある日女女子生徒は行方不明となる。事件！？を取材するルボライターは親類、
教師、彼氏を呼び集め、聞き取りを始める。明らかとなっていくそれぞれの事情、
上辺と本音。
もう少し優しさがあれば、袋小路を抜け出せたのに‥。自分のことだけ、装うことに
逃げ、子供らの話しは都合のよい事だけの大人達。孤立していく子供らや疎まれた
人達、地域。3.11の被災者をストレートに描く、勇気ある意欲作。ストレートながら
ギスギスした私たちの今日世界の総体を描き、見せつけて衝撃的。全員板付きで
臨場、緊迫感を高めつ、弛緩のさじ加減も案配良くし。スクリーンに女子生徒の
日記を投影して切々、刻むような演技、リリカルなピアノ音楽とも、沁みるねこ。
役者。女子生徒・坂田麻衣さん。劇団新人、紅一点。女子生徒の初々しさと危うさを
気のまま自然体で、細やかに演じて印象。
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