＠原宿 VACANT(2014/02/28-3/2 6ステージ)
http://vacant.n0idea.com/
予約3000円(ワンドリンク付き) 当日3500円(同)
テキスト：穂村弘、藤田貴大 演出：藤田貴大 映像：召田実子 照明：明石伶子
other Member 石井亮介 協力：辻佳代 制作：林岳菜 主催：マームとジプシー
出演：青柳いづみ
2014/03/02(日)雨 2:05-3:08PM(1'03)入口側前方中程 客席満員(90人)
客層：20-30才代中心、中年層ちらほら。女性過半数。
客入れ：先着順、開場時に20数人が店内から外。会場全体使用、長手方向両側に
2列。ビールラックととりどり椅子。桟敷はなし。折り込みチラシ数枚。
パンフ 二重円形冊子。物販なし。カーテンコール1回。
種々アーティストとコラボシリーズ。歌人・穂村弘さん(ほむほむ＠青柳）と。
舞台。二部屋を見立て、間の中央に廊下？見立てな低い脚立がすこし離れて置かれ。
段ボールが奥に6、手前に4段積み。食料の棒状チョコチップパンなど入れ。
床に綿棒、単行本。長手両壁スクリーンに外部な映像。穂村氏のインタビュー映像
など。天井から裸電球、床に蛍光灯置き。
構成。20年間引きこもり、モラトリアムの不安と妄想ぐるぐる。に、マーム・青柳、
穂村さんのラーメン屋等での会話、書簡、そして青柳さんの極私的な感情。
・グレーのジャージ上下、胸にペンダント、めがね女子がでんぐり返りとか、
ぐだぐだし。目覚めると不安に濡れている…引きこもり生活のモノローグ。
・穂村、ほむほむ＠青柳がスクリーン、との対話の記憶。ごもごもと人に話してる
風だけど、実は自問自答？。ラーメン屋に一緒に、昨日もラーメン屋にいった
とか、言わんでもいいことをほむほむは。なんでかなあ。彼の世界っていったい。
・引きこもり自問自答。スクリーン、君の○○は○○ マイクで絶叫。気絶の
クリスマス！の後、メガホンで獣姦だ！連呼、スクリーンに炸裂する彩り文字。
やりきって気持ち悪い風。
・ほむほむからの手紙を読む（映像にテキスト。一行詩）
・段ボールから小さな発砲スチロールをかぶり、まき散らす。そういえば引っ越し
とかいってました。
・ぎょうざの店ラーメンしんが。親戚通しの店員指人形はなじみのおじさんおばさん。
青柳さんの親戚もみな近所住まい、これが青柳の世界、ほむほむ、青柳いづみの
少女観がくずれましたか。
・ラーメン食べたあと、マームのことを手紙に書いたという、ほむほむ（映像）の
話しを聞いてみましょう。青柳さんは脚立間で仰向けの橋になり、シャボンを吹く
（だったかな）。ほむほむの記憶。親の都合で引っ越しを繰り返していた少年時代と
思いこんでいた。引っ越しの真相を80才になる父親から聞いた話し。
人は世界でなく、自らの世界観で縛られている。青柳さん、世界音痴！と連呼。
・潮騒。青柳さん、波打ち際に向かっては戻るを繰り返す。そこには自分らは
いない、愛はない。青柳モラトリアム、靴下をはく。このまま引きこもって、
ベッドの間に置き去りにされた靴下が化石になって、自分も発見されることを
誇らしく思う。
モラトリアム、小心も大胆果敢な姿を描く。歌人・穂村氏との対話、それぞれの
極私的記憶〜世界観を交錯させ。ほんわか1人上手の穂村さん参加もあってか、
エッジ感和らぎと思いきや、世界に一人、叫ぶ姿の突き刺さり方はいつもながら
鮮烈。獣姦だ！、世界音痴！の連呼切迫。青柳さんはソリッドに立ち、我に帰って
切り返し、といつもより男子度上昇。ジャージ常用なりの気合いが感じられたねこ。
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