＠原宿 VACANT(2014/03/29-3/30 56ステージ)
http://vacant.n0idea.com/
予約3500円(ワンドリンク付き) 当日4000円(同)
映像：召田実子 照明：明石伶子、萩原綾 other Member 石井亮介 制作：林岳菜
主催：マームとジプシー
テキスト？：名久井直子
https://twitter.com/shiromame、青柳いづみ、藤田貴大
出演：青柳いづみ、名久井直子
2014/3/29(土)快晴 2:06ｰ3:18PM(1'12)入口より上手 客席ほぼ満員（70人？）
客層：20ｰ30才代中心。女性過半数。
客入れ：早めに受け付け、開場は10分押し。今回は整理番号配布。開場時で20-30人
ほど。入ってすぐ、開場の半分近いスペースにブックデザイナー名久井直子さんの
仕事本全展示。手にとって見ることでき。□2ｍ空間を四方囲み、ビールラックベンチ
と種々椅子の2列。朗読は上手下手いずれか向き、各ビデオで後方一カ所に投影。
座り込むシーンはほとんどないので2列目でもＯＫ。折り込みチラシ数枚。
パンフ 開封形式、テキスト紙片や付箋紙をいれて装丁作業中の体。懲りまくり。
物販なし。カーテンコール1回。
種々クリエータとのセッション、今回は本の装丁デザイナー和久井直子さんと。
舞台。□2ｍのブルーのタイル床。単行本切り紙、洗面器とハンドクリームら。
柱代わりに切り紙を垂らし、一方は壁をつくり。離れて壁よりのテーブルに
青柳さんと同じチェック柄のワンピースを着た和久井さん本人が座り。
構成。名久井直子「夢袋」から短編を拾い読み。本の装丁作業の思い出。作家、
イラストレーター、画家、出版社、製本会社らとのこだわりのデザインを実現する
ための苦労話を青柳いずみが再現。併せて、青柳いずみ／藤田貴大から名久井直子の
不可解さ面について愛あるコメント。
・補村弘「手紙魔まみ、夏の引っ越し」ファンなので。文庫本を単行本のデザイナー
とはものにして、おこがましいとも。「ラインマーカーズ」受けない噂の画家に
アプローチ（ここで音楽のボリュームアップ）。「にょっ記」「にょにょっ記」。
イラスト、日記では日付だけ作画を頼み。青柳いずみ、しゃべっていても用語が
よくわからない。この作業の先になにかあるのか。
・一緒にお買い物へいったときの映像＋朗読「マンション近隣物語」
・和久井さん家の猫、編集が来た、キッチン、入校した床の音をサンプラーで再現。
・雪丹えま「たんぱるぱる」ブックカバーが丸形、誰もきづいていないかも。
切り絵のビデオ。「タラチネ・ドリーム・マイン」ともかく目立つ装丁、
わかる人は気持ちの悪くなるほどの懲り方。
・青柳 和久井さんは動物になった日々を想像している。人間であることの
素晴らしさに感動してしまう。一体和久井さんはなにを言っているのか。
でも好き、自分も修行します。
・大島有「パラレル」作家が厳しいこだわり。
・和久井さんはバスミルクに栃の実の香りと、王子製紙の紙に包まれた匂いが
するというが、青柳はわからない。
・長島有「佐渡の三人」題字を湿感のあるアラーキーに。時間がなくて苦労。
・青柳 和久井さんも私も自分の言葉をもっていない。女優は書かれた作家の言葉を
語るだけ。
・映像 小学生時代の折り紙で小さな小物とバッグ紹介。
・川上未映子「すべて真夜中の恋人たち」「愛の夢とか」ほか
装丁・ブックデザイナーのドキュメント。再現される装丁へのこだわり、誰も気づいて
くれなそうな部分らまであるという美意識に感嘆。プロとしての賢いわきまえと、
浮き世離れした（みな動物になれば人間である素晴らしさを実感できるとか）の
両立が珍しい。彼女の言葉をマームとジプシーをそのまま成りきり再現したのも
頷ける興味深さ。言葉をもたないブックメーカーのことを、同様に言葉をもたない
女優が語ることに着目した今回。で、どうなのと、これからのアプローチが気になる
ねこ。
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