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 夏の日の本谷有希子「本当の旅」

 @原宿 VACANT(2019/8/8-18 15ステージ)
 全自由 4300円+ドリンク500円

 作・演出:本谷有希子 原作:本谷有希子「静かに、ねぇ、静かに」@(講談社)
 照明:伊藤孝(ART CORE) 映像:松渾延拓 音響:秋山多恵子
 映像・照明オペレーション:堀田創 舞台装置;俳優座劇場
 演出助手;杉山ひこひこ 料理:大塚瞳 Tシャッデザイン:佐藤亜沙美
 制作助手;嶋口春香 制作:寺本真美(ヴィレッヂ)
 企画:黒瀧保士、本谷有希子 主催:ヴィレッヂ・VACANT
 出演:石倉来輝、今井隆文、うらじぬの、大石将弘、後藤剛範、島田桃依、
 杉山ひこひこ、富岡晃一郎、福井夏、町田水城、矢野昌幸

 2019/8/9(金)快晴 7:04-8:21PM(1'15)奥側中段 客席満員(120?人)
 客層:2世代、男女半々。
 客入れ:開場前でドリンク代支払い、冷房が入った1Fで引換。舞台ゆかりのカツドック
 700円販売。客入れ中本谷さん、役者達が手売り。開場時40人ほど。
 センターステージ、低い丸椅子2、雛壇に椅子3列。壁面の映像がそれなり見える
 とこが○。折り込みチラシそれなり、パンフA4 1枚。物販。Tシャツ2800円。
 カーテンコール1回、客出しはアジアの市場ノリで役者陣がフード呼び込み。

 飴屋さんともタッグ以来、久々の公演。
 舞台。20脚の椅子劇場、持ちこみ式で車内、屋内外へ見立て転換。平台のスーツ
 ケースとその中身を詰めて開演。
 お話。デザイナ、農業ら自営業のもう若くはない3人、自由を謳い、SNSで
 自画他画自賛しあうハッピーな海外旅行。好きなものだけを観て(記録して)楽しむ
 彼らとその闇を描いてく。

 「共有」の功罪を、持ち前の毒気で浮かばせてスパイシー。1役3人で目まぐるしく
 変わって、自分がなくて誰でもあるという。スマホでのライブ映像を常時流し、
 MCをメタにいれて、心象風景をリアルに活写。祭り模様の登場人物達の姿は、
 原宿雑踏とリアルに重なって、終演後も尾を引き。喉以外も渇いちゃったよ、ねこ。
 だからフードに呼び込みしてたのかあ。

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