＠与野本町 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール（2022/09/01-04 5ステージ）
全指定 一般 S席5500円 A席4500円 25歳以下 4000円 高校生以下 1000円
＠東京芸術劇場 プレイハウス 7/9-17 7/12以降中止
＠長野 サントミューゼ（上田市交流文化芸術センター）小ホール 7/23-24
＠京都 京都芸術劇場 春秋座（京都芸術大学内）7/30-31
＠愛知 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール 8/6-7
＠福岡 北九州芸術劇場 中劇場 8/14
＠沖縄 那覇文化芸術劇場なはーと 小劇場 8/20-21
＠北海道(伊達) だて歴史の杜カルチャーセンター 9/17
＠北海道(士別) あさひサンライズホール 9/23
原作：今日マチ子（「cocoon」秋田書店） 作・演出：藤田貴大 音楽：原田郁子
衣装：高橋愛（suzuki takayuki） 照明：南香織（LICHT-ER） 音響：田鹿充
サウンドエンジニア：東岳志 映像：召田実子 ヘアメイク：池田慎二(Team Ikeda)
ヴォイス/フィジカルディレクター：石ケ森光政 舞台監督：森山香緒梨 熊木進
宣伝美術：川名潤 宣伝イラスト：今日マチ子
制作：林香菜、古関詩織、加藤夏帆、吉良穂乃香(TASKO)、鳥井由美子(沖縄公演)
企画制作：合同会社マームとジプシー
出演：
青柳いづみ 菊池明明、小泉まき、大田優希、荻原綾、小石川桃子、佐藤桃子、
猿渡遥、須藤日奈子、高田静流、中島有紀乃、仲宗根葵、中村夏子、成田亜佑美
石井亮介、内田健司、尾野島慎太朗
2022/09/03(土)曇 6:05-8:38PM(2'30)最前方中央 客席9割(600人?)
客層：20-30才代中心に幅広く。男女半々。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。最前F列。当日パンフ 楕円形
A5サイズ。 物販。Tシャツ、マスキングテープほか。カーテンコール4回後規制退場。
2013年初演、2015年再演から+30分の3演。マチネ「ガマ」から「沖縄戦」は続く。
舞台。床と壁、2面スクリーン。裸電球がいくつか下げられ。奥側に楽器類。両袖に
待機椅子。
お話。最悪の地上戦「沖縄戦」。女子生徒達の穏やかな日常は壊され、死と隣り
合わせの日々へと変わっていく。
声とさまざまな音、音響、映像の効果、カットバック、リフレインの重層、なにより
全力で限界に向かう役者達の身体に圧倒されるねこ。表し得ない、言葉では語り
得ないことをどう描くかで挑戦と成果一層。追想の未来を今に生きる者に繋げ、
がつんと胸にこたえ、沁みる舞台とし。
アフタートーク 8:43-9:01PM(18)
藤田貴大、原田郁子 聞き手：橋本倫史
藤田（沖縄がゴールではないツアー）沖縄で終わるときれいなのだろうけど、続け
たいと2015年もゴールで終わらせなかった。それは稽古を続けることと、那覇の
感触を作品にどう影響するかが見たかったことがある。
原田 音は空気、声が大事。鳴らされて聞いてくれる人がいる「響き」をもって
いる。「楽園」とか。役者は身体で感じて演じていると思う。
藤田 沖縄の湿度を劇場にもっていきたいと。音の響きは今日はよく聞いた(?）。
(科学）原理的に音は不思議。沖縄で録ってきた音は70年前と同じ。コロナがでて
沖縄に行きづらくなったとき、ダイヤルがベクトルがあっていればいいとなった。
郁子さんから役者のフィールド・レコーディングはどうかと提案された。心臓音は
役者の生音を使っているなどの話。沖縄だけでなく、広いところで、違う場所の
上演に繋がるかと
原田 自分は視野の狭い人間だけど、内側でコクーンがなにか会話している、できる
ことを探っている。
藤田 沖縄出身者はいない、戦争を知らない人が扱っていることが手前のスタンス。
（最初の方で役者が演奏しているのは）全体で生で楽しい。毎回アドリブ。
藤田（過去ではなく今とどう向き合うか、今どう取り組むか）ますます感じている
のは原作の成立と戦争。ウクライナで戦争がある等、今は戦争を知らなくはない。
近いだけでなく沖縄にへ行って、外の人間と言えない。自分達は同じ事と経験する
のではないか、戦争の前にいると思っている。昔話として表現しなくていい。
取り組むのはゾッとする。昨日から近いなと感じるようになった。
原田 お爺ちゃんお婆ちゃんに戦争のことを聞きそびれた。関わらず生きていけたら
と思うほど、胸の中のものが終わらない。答えはない。