ナイロン１００℃ 「４Ａ．Ｍ．」
＠新宿・THEATER/TOPS (1995/11/26-12/13 25ステ内4ステ若手公演）
前売指3800自3500当日4000
作・演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演：みのすけ、犬山犬子、三宅弘城、大堀浩一、峯村リエ、今江冬子
1995/12/9(土)晴7:00ｰ9:30PM 中段上手より 客席超満員（150人桟敷3列立見6？人）
舞台。漆喰壁。木床。さり気ほそげテーブルとソファ。傾き張り出しテーブルに
ラジオ、謎の赤玉。多角形、どこかしら歪んだ部屋。
お話。どこぞ、いつか。島国家。荒廃の南島から、橋渡り逃走男女。今いる北島
さえ、貧困、油断ならぬ犯罪横行。ディストピア。狂った世界でも変わらない、
男女の結びつきとか。皮肉にメロディアスな音楽とか。霊魂・存在具体化の不思
議まじえとか。の、いいとこ悪いとこ。
ずれた会話、エキセントリックな展開。ヒステリック・ギャグ。得体知れぬ不安
に愛憎つのり、狂気が感染。岩松了世界みたい。なんにせよ、ディープ崖っプチ
前、寸止め。とどめささず、脳天気な笑いに展開するは、持ち味なり。殺伐な真
っ暗闇にも、ギャグの花火は散るよ（しかないっしょ？）。
こういうの、ぞくぞくねこ。語り尽くしたような物語を、不条理に描く冒険、○
でも、あじゃぱは、あじゃぱにしてほしい。正面から派手に。斜にかまえないで
役者。今江さん。ギャグもシリアスも、とりわけ真摯に感じて、○。
お題のみのすけ：「全裸に巻いてた布がはだけちゃった」。横向きのとき、ずり
落ちかけましたが、三宅さんナイスキャッチ。に場内拍手。
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