野田地図番外編「し」

　＠六本木・自由劇場　(1995/12/1-26　30ステージ）　
　前売、当日5000、立見2000、階段3000
　構成・演出：野田秀樹
　出演：橋爪功、野田秀樹

　1995/12/21(木)7:00-8:20PM　晴　正面５列中央より　客席超満員（160人＋立見15、階段8）
　当日券。開演3時間前から整理券（20-30枚）。込み具合で変更あり。発券は、
　15ー20枚。整理券との枚数差はキャンセル待ち分？。

　舞台。白。の壁。後方、下手リアル馬の半身。上手に出入口。天井、90本の蛍
　光灯。照明じゃんじゃか。お客さん、トイレは外に出て、ビル裏から２階です。
　だったか。とひさかた自由劇場。ここで2人芝居てえと。デコ＋串田さんの竹
　内銃一郎。笹野＋串田さんのピンター。か。自由劇場公演なのは当たり前なり。

　余裕しゃくしゃく、丁々発止。の野田秀樹、橋爪功二人芝居。体と体。動きと
　動き。猿がごとき・秀樹感激・復活。大おやじ・橋爪も意外な軽やかさ。垂直壁も
　走ってGO。探りあい、勝負の演技も迫真。でも仲良し二人。遊びも一杯。
　声と声。子供声はともかく、野田・天女声のかそけきに、ぞくぞく。橋爪さん
　の深く濃い・さしずめ玉露声、○。ラジオ朗読のそれ、生で聞けて嬉しいねこ。
　
　◎。けど、ものたんない。もっといけそうじゃの。と、望むお客ねこは鬼畜？。
　お楽しみ会だから、文句言っちゃいけません。そうですね。
　
　今日のねた（どうしても、ねたに見える。）
・ゲーム兄弟。ゲームパッドを取り合ってうりゃ。これできる？。ううん。
１落語「粗忽長屋」　抱かれてンのは俺だが、抱いてる俺は誰？。
　行き倒れ。おまえだよ死んでいるのは。えぇ、俺。確かにそうだが。
　黄色シースルーつなぎ。の下はトレーニングウェア。走るぞの意気込み、びし
　ばし。元も、ばかばかしい可笑しさよか、もう勢いの面白さ。その点、落語よ
　り上。だから、さげは二の次。

・ヒコーキ兄弟。キャスタ椅子で駆け（飛び）回る二人。いやはやすごい。
２筒井康隆「走る取的」
　相撲取りに追われる二人。ナンセンスなれど、恐い話。表情がくるくる、面白
　し。「帰ってきた酔っ払い」は野田さんの趣味？。

・馬の背とか洗ったり、駄弁りの内に。飛び出す馬の首。なんだあ。
３落語「短命」　ああ、俺は長命だ。
　伊勢屋の養子は早死。美貌の未亡人故。呑み込めない八も納得。でも女房は。
　なんだかんだ、うるさい、野田。あはは。橋爪さんの含み笑いがＨ。元が艶笑
　落語ゆえ、ポイント押さえてて◎。

・つなぎ脱ぐ。掃除の二人。畳はがしたら、読み物が。役者気取りで読み始め。
４坂口安吾「紫大納言」
　天女に惑い、死にいたる男の不可思議。芝居してます。前記、声の魅力に酔う
　ねこ。合間合間、掃除二人のいい役の取り合いに笑う。打ちちょうちゃく（男
　＝サンドバック見立て）の場は、暴力爆発。恐いけど、面白い。
・カーテンコール。引っ込み順もじゃんけんで決めたり。余裕の二人。

　